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大東巧建

ICTを活用した建設機械で効率的な作業が可能

経験と技術で急成長。人材育成で地域に貢献

全国で農地の統合拡大が進む中、北海道の大規模農業における土木技術や、高性能重機への需要が高まっている。

2019年設立の「大東巧建」は、農業基盤整備などの農業土木工事を主事業とする。空知管内を中心に留萌や上川、後志地方のほか、道外にも対応エリアを広げる。

東藤章弘社長は土木建設会社で現場監督を務めた経験をもち、クライアントが求める工程や品質を正確に把握し、作業や予定組みを効率的に行うのが同社の特徴だ。

東藤社長は「業界では人手もノウハウも不足しています。当社では設立からの3年間で、人材や設備を拡大してきました。若手人材の採用も積極的に行い、自社の機材センターの敷地を活用した実践研修や資格取得費用の支援など、育成にも力を入れています。地元地域の発展の一助になれば」と話す。

毎年設備の拡充も図り、今年3月にはICT機能を搭載した自動制御の大型ブルドーザーを導入。現在ではあわせて20台以上の重機が稼働する。作業効率の向上に加え、排ガスや騒音の減少など環境対策にもつなげた。

「今後も地域に根ざした事業を展開していきたい」と東藤社長。

東藤章弘社長