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セーフティーステップ

戸建てから大規模施設まで安心・安全な足場を提供する

日本最大級の規模を誇る機材センターを武器に成長

今年25周年を迎えた「セーフティーステップ」は、建設現場に欠かせないクサビ式足場施工レンタルの道内大手だ。創業時に少数派だったクサビ式足場も安全性の高さや短期施工など、メリットが認知され成長軌道に乗った。

「電話1本で希望日に足場を提供」を代名詞に事業を拡大。現在では、年間施工実績8000件を超える規模を誇る。戸建ての新築や改修の現場を得意としているが、近年はビルや大規模施設の現場も増加しており、ゼネコンや大手建設会社など顧客層も広がっている。

同じく、建設現場で需要の多い敷き鉄板のレンタル事業も好調だ。足場同様に電話一本で運搬・設置・回収までワンストップで行う。足場との相乗効果を見込めるほか、土木の現場など新たな顧客開拓にもつながっている。

こうした受注増を可能にしているのが、国内でもトップクラスの規模を誇る石狩機材センターだ。足場部材と施工する職人を集約しているため、地域や現場の大小に合わせて隙間なく工程を組むことができる。このスケールメリットを生かしたオペレーションは他の追随を許さない大きな武器の一つだ。

コロナ禍や足場部材の値上げなどで厳しい環境下だが、投資を続け同センターの規模拡大を推進した。リーディングカンパニーの地位も盤石と言えるだろう。

一方、今やあらゆる業種で人材不足が叫ばれているが、足場業界でも慢性的な職人不足が続いている。同社では専属の協力会社をはじめ、中途採用や外国人実習生の受け入れ、さらに新卒者の採用にも積極的だ。

現在、グループを含め全国に7拠点を展開しており、冬季間に希望の職人は本州で働くことも可能だ。

「お客様に信頼される会社であるのはもちろん、職人をはじめ働く人にも幸せを提供できる会社を実現し持続的な成長を図っていきます」と高木茂光社長は意欲を見せる。

 

日本でも最大級の規模を誇る石狩機材センター
電話1本で手配できる敷鉄板のレンタルも好評