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セーフティーステップ

安全で作業環境に優れたクサビ式足場を提供

職人育成でさらなる成長を目指すクサビ式足場の道内最大手

「時代の大きな転換期を迎えている今、足場業界にも淘汰の波が迫っている」と危機感を募らせるのが、クサビ式足場の道内最大手「セーフティーステップ」の高木茂光社長。

クサビ式足場の普及促進に早くから取り組み22年。短期施工と建物形状に応じた安全な作業環境を実現し、多くの支持を集めてきた。

「電話一本で現場調査し、希望日に足場を施工する」は、同社の代名詞と言っても過言ではない。

営業担当は、営業をはじめ現場調査からクレーム対応までワンストップで顧客をフォローし、職人は専門性を高めて足場施工に専念する完全分業制をとっている。こうした創業時からの組織づくりも成長要因の一つ。今やグループを含め、全国で7拠点を展開している。

顧客ニーズを満たし、足場との相乗効果も狙った「敷鉄板レンタル事業」も4年目に突入。安定して顧客数を伸ばしている。

順調に規模を拡大する一方、従来からの難題である職人不足の解消にも余念がない。将来を担う若い職人を育てるため、教育システムを再構築し、コストをかけて足場のプロを育てる戦略をとる。

鋼材相場の高止まりも深刻だ。足場材は3年で1・5倍以上に値上がりした。加えて燃料代も高騰。コスト上昇が各社の体力を奪っている。

すでに本州では、コスト増と職人不足が業績を圧迫し、廃業する足場会社も出始めた。求人倍率が上昇する中、職人確保に対していかに取り組むかが明暗を分けそうだ。

管理コストのさらなる効率化にも取り組む。業務管理システムをクラウド上で展開するなどDX化を進めている。

「今後の成長スピードに見合うシステムに進化させ、投資と人材の最適化を図っていく。業界としては厳しい状況だが、頭一つ抜け出すチャンス」と高木社長は意欲を見せる。 

電話1本で現場への運搬・設置・回収までを行う「敷鉄板レンタル」も好評
グループ全体の管理を担う本社社屋