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北開技研工業

防水業未経験の若者が多数活躍している

次世代を担う若い戦力が続々と入社。HT工法を全国に

1978年に札幌市で創業した「北開技研工業」。躍進著しい防水工事業者の1つで、ビルやマンションに欠かせない屋上や内部、地下、外壁などの防水工事を日本全国で行う。

雪が多い北海道で最適とされるアスファルト防水を得意としており、なかでも耐火・断熱性能を高めた「HT工法」の需要が拡大している。
同工法は同社が独自に開発した特許取得の工法で、防水面の下地にコンクリートを施工しない点が特徴。これによって従来工法よりも工期の短縮やコスト削減が可能。重量が軽いため建物への負荷も小さい。工場など屋上面積が広い大規模建築物で普及が進む。

道内では函館空港の新ターミナルビルや「札幌市民ホール」、「北洋大通センター」で実績がある。道外では沖縄県の「新石垣空港」や石川県にある北陸新幹線の車両基地「白山総合車両所」などを手がけた。

さらに、この工法は屋上の緑化にも用いられる。ベランダなどを庭園にすることで、ヒートアイランド現象の抑制はもちろん、大気浄化や景観向上、省エネ効果もある。

また一般的なアスファルト防水に比べ施工も容易。通常は10年以上の経験が必要とされるが、詳細な作業マニュアルを活用することで、2〜3年で施工技術をマスターできる。

次世代を担う若手社員の育成にも注力。この1年だけで25〜27歳の第二新卒者を4人採用した。いずれも旅行代理店や飲食業などの異業種からの転身組で、入社後は数週間の研修を行った。丁寧な指導で未経験の若者でも働きやすい環境を整えている。

このうち1人は社会人野球チーム「札幌ホーネッツ」の選手で、シーズン中は試合活動を優先した勤務を行う。
「夢を追う若者を支えるのも企業の役目です。今後も積極的にアスリートの雇用を続けていきたい」と中川康専務。

外国語に堪能な人材もおり、高いスキルを生かした円滑なコミュニケーションが期待できる。将来、業界を背負って立つ有為な人材が揃いつつある。

社会人野球チームで活躍するアスリートも雇用
札幌市豊平区の本社
中川康専務
施工を手がけた新石垣空港の屋上