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三和物流サービス

さまざまな種類のキャンピングカーが登録

カーシェアとシニア向け事業で多角化経営を加速

1962年創業の「三和物流サービス」は、物流事業を軸にイベントの企画・運営、ダスキン用品のレンタル、介護事業など、多角化経営を進めている。
昨年10月にはイベント運営会社の「ユニットプロモーション」と共同で新会社「カーリンクス」(本社・札幌市、及川利明社長)を設立した。
カーリンクスは道内初のキャンピングカーのシェアリング仲介事業を展開する。キャンピングカー所有者と契約し、車両を登録。共同使用契約に基づき、利用希望者と有償でシェアする仕組みだ。
道内で開催されているキャンピングカーイベントでのオーナー募集活動もあり、登録台数は順調に増加。5月20日からサービスを開始予定だ。
三和物流サービスの末光栄治専務は「道内のキャンピングカーオーナーが実際に車両を使用するのは、平均で年25日程度です。北海道は元々アウトドア人気が高いが、コロナ禍で密を避ける傾向からより人気が過熱している。所有者と利用者の双方にメリットが見込めることに商機を見いだし、会社設立に踏み切った」と語る。

また、同社はイベント用品などを保管する大型倉庫を所有しており、冬期の車両保管と既存のダスキン事業を活用した車両のクリーニングサービスをおこなうなど、他事業との連携も見込んでいる。
「全国のキャンピングカーの車両登録台数は約11万台で、北海道は約2万台です。需要を掘り起こして、まずは今年中に登録数100台を目指し、将来的には全国展開も視野に入れています」と末光専務。

さらに、高齢者のさまざまな悩みをワンストップで解決する新事業を5月6日から開始した。
これは地域福祉への貢献を目指している「一般社団法人シニアライフサポート協会」(札幌市)と「一般社団法人相続ファシリテーター協会」(東京都)と提携して「高齢者向け住宅の入居紹介」「任意後見相談」「シニアライフカウンセラー養成講座セミナーの運営」に携わっていくもの。
中でもセミナーで資格を取得後は、同社の介護保険外事業のケアスタッフ登用もおこなうなど、雇用の創出も図っていく。

末光専務は「コロナ禍でこれまで進めてきた多角化経営の強みを再認識しました。これを踏まえて『密を避ける』『シェア』『高齢化』という現代社会の背景とトレンドをヒントに、新規事業を立ち上げた。社会情勢の変化に柔軟に対応していき、収益基盤を強めていく」と語る。

高齢者の悩みをワンストップで解決
末光栄治専務