ほっかいどうデータベース

マルハニチロ 北海道支社

福丸愼一北海道支社長

創業140年。グループの歴史を継承し道民に貢献

「本物・安心・健康な食を提供し、人々の豊かなくらしとしあわせに貢献する」をミッションに掲げ、世界の海とともに歩み続けるマルハニチロ。グループの従業員数は1万人を超え、欧州や北米、アジアなど海外にも多くの拠点を抱える。20年に創業140年を迎えたが、特に水産缶詰は創業以来高い国内シェアを維持し続けている。

あまり知られていないが北海道と缶詰の縁は深い。1877年に明治政府によって日本初の缶詰工場が石狩市に誕生。同社の前身である日魯漁業の共同創業者である平塚常次郎氏は函館の出身だ。

1910年には日魯漁業が国内初となる北洋の紅サケを使用した「あけぼのさけ缶」を製造。サケ缶は現在でも同社の主力商品の1つだ。その後も、北洋の貴重な水産資源であるカニの缶詰「たらばがに缶」の製造を開始。一方で、前身のもう1社である大洋漁業が戦後間もなく、サンマやイカで「さんま蒲焼」「するめいか缶詰」の製造をスタートさせるなど、北海道に縁の深い資源活用をしている。

近年では安定資源であるイワシの有効活用が課題とされるなか、19年からイワシ缶の「釧路のいわし」を全国発売。もちろん原料は釧路沖で獲れるイワシだ。

福丸愼一北海道支社長は「20年はコロナ禍で道内のグループが催す販促フェアが全て中止になったが、新たな年は積極的に展開します。水産資源の有効活用を通して、道民の〝しあわせ〟に貢献していきたい」と意欲的だ。

「釧路のいわし」は釧路沖で獲れるイワシが原料だ
「あけぼのさけ缶」の初期ラベル。今でも主力商品の1つ