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藤女子中学校・高等学校

生徒たちはクロームブックを活用して学習

ハイブリッド型授業で飛躍的に進学実績を向上

コロナ禍で差が付いた有事への対応。スピーディーかつ効果的な運用で、教育の質を向上させたのが、道内唯一の完全中高一貫校「藤女子中学校・高等学校」だ。
「生徒の学びを止めない」という石川直美校長の強い思いを受け、教職員が一致団結。コロナ以前から活用していた「グーグルクラスルーム」をメインに据え、オンラインとリアルを併用したハイブリット型授業体制を構築した。

オンライン授業では、動画やライブ配信による5時限授業を実施し、朝礼や終礼、課題提出など日常と変わらない環境をつくることで、スムーズな学習を実現。希望者にはクロームブックを貸し出し、操作方法の疑問に対しては、チャット機能で解決している。
「webで予習し、疑問点や理解不足な部分を対面授業で解決するという流れができています。また、反復学習などはwebの方が適していますし、自学自習の促進にもつながりました。オンライン授業によって学力が向上した生徒もたくさんいます」と石川校長。
結果は進学実績に顕著に現れた。

20年度の大学合格実績は北海道大学に6人、札幌医科大学に2人など国公立大学に30人が合格。早稲田や上智、立教、青学など道外私立大学には75人。道内私大は184人で、そのうち姉妹大学の藤女子大学が89人。いずれも前年度を大幅に上回る結果となった。海外指定校推薦枠を活用して英国立バンガー大学に進学した生徒も2人いる。21年度は110人が卒業し、それぞれの道を進む。

女子、そして個々の感性に合わせた継続して学習しやすい6年間の学習プログラム、半期に一度、教科ごとに生徒自身が選べるクラス別授業など、さまざまな施策が功を奏している。もちろん、カトリックの愛の精神に基づいた豊かな人間性の育成、高い知性とマナーを身に付ける伝統教育は健在だ。

入試は札幌、旭川、北見、釧路、帯広で実施。22年度も「英検加点選考」を導入する。英検準2級相当以上で30点、3級相当で20点を4教科総合得点に加点する。
また、創立100周年記念事業の「クサベラ・レーメ記念奨学生特別選考」も継続。成績優秀な受験生に返済義務のない奨学金を給付するもので「奨学生A」には入学金のうち20万円と、授業料のうち毎月2万円を3年間給付する。

なお、学校見学会や寄宿舎見学会は、社会情勢に合わせて柔軟に対応する、詳しくは都度、同校ホームページでチェックを。

永田淑子理事長(左)と石川直美校長