函館ラ・サール中学校・高等学校

「進学型単位制」導入。伝統の大部屋寮も魅力
全国各地から優秀な生徒が集まり、超難関国立大学や名門私立大学へ数多くの合格者を出している「函館ラ・サール中学校・高等学校」。
同校では、新たな制度として「進学型単位制」を導入。〝個別最適化〟を図るカリキュラムで、今年度の高校入学生を対象に高校2年生から、自分のニーズと学力に合わせた科目の履修ができる。
同制度により国公立や私立文系型に加え、医学部志望者を中心とした私立理系型の科目履修も可能となるうえ、それぞれに細かな対応が可能だ。
「例えば、私立理系大学の中でも『数学Ⅲ』を必要としない大学もあるため、多様なニーズに合った学習ができます。1年生には、前段階として『医学部&国私難関大志望クラス』も設置しました」と齋藤瑞木校長。
一方で、社会で求められる「人間力」「コミュニケーション力」の養成に注力している点も特徴の1つで、約50人が大部屋で共同生活を行う「50人大部屋寮」は同校ならでは。個室寮とは次元の異なる、深く多様な〝人間体験〟を通して、一生の宝となる友人関係も築いていく。
寮生活で身につけた社会性や協調性は、生涯の財産となる。卒業生からも「ラ・サールで得た最大のものは、大部屋生活の経験」と口をそろえて話すという。