アスリートインタビュー

北海道コンサドーレ札幌

【砂川誠のコンサの深層】攻撃の核となりつつあるMF青木亮太選手を直撃!

味方を使いながら突破するタイプ

 砂川 リーグ中盤からチームにフィットして来たと思うけど、自分ではどう?

 青木 開幕当初は試合に出るまでに至らなくて、どうしたらいいのかな、と思う時期もありました。

 ただ、ルヴァンカップのサガン鳥栖戦(5月5日・第5節札幌ドーム)でゴールしたくらいから良くなってきて、試合に途中出場などで少し絡んでいけるようになって。リーグ戦に初めてスタメンで出たのが柏レイソル戦(5月29日・第17節)くらいから自分でも変化を感じられました。

 それとともに、サッカーがすごく面白いなと感じるようになって。自分たちだけではなく、見ているみなさんにも楽しさが伝わっていると思います。それくらい、いい環境でやれている実感があります。

 砂川 左サイドではタテにドリブルで入っていくだけではなくてゲームをつくったり、シャドーで相手の間に入ってボールを引き出したり。いろいろな役割をこなせるよね。こだわっている自分のプレーは?

©財界さっぽろ

 青木 左サイドでのプレーが今は自分に一番合っているのかなと思います。

 その上で、中に入った時にいいポジショニングを取れて前を向ける状況もある。そういうプレーを出していくと、ドリブルやパスもより生かせるなと。

 砂川 左サイドは菅(MF菅大輝選手)やルーカス(MFルーカス・フェルナンデス選手)とのポジション争い。シャドーはもっと激戦区だよね。ほかの選手に負けないという部分は。

 青木 サイドであれば1対1の局面での仕掛けを求められていると思います。そこから1人かわしてクロスを上げられるかどうかは得点に絡む重要な部分ですし。差別化ということでは、ドリブルでガンガンいくより周囲の選手を使いながら突破していくタイプですから、そこで違いを出していけると思っています。(構成・清水)

……この続きは本誌財界さっぽろ2021年9月号(9月15日発売)でお楽しみください。


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(あおき・りょうた)1996年3月6日、東京都出身。174㌢・68㌔。5歳でサッカーを始め、東京ヴェルディジュニアユースから千葉県の強豪・流通経済大学付属柏高校を経て2014年シーズンから名古屋グランパスに加入。J2時代に風間八宏監督のもとで活躍しリーグ26試合11得点を記録。20年途中に大宮アルティージャへ期限付き移籍。今季から北海道コンサドーレ札幌へ完全移籍。背番号28。