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『クラーク博士と新渡戸稲造』-日本の民主主義と人格主義教育思想の源流を訪ねて-『第1部 クラーク博士

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著者:藤田 正一
元北海道大学副学長
北海道大学大学院獣医学研究科 名誉教授


〜クラーク博士 生誕200年・来日150年

北海道大学創基150年、日本の大学創始から150年~


--近代日本の大学教育の源流を,いま再び問い直す。

近代日本の高等教育には、二つの源流があった。一つは、札幌農学校にはじまる、
クラーク博士の「民主主義」に根ざした「人間をつくる教育」精神。
もうひとつは、東京大学に発した「国家主義的教育」精神の系譜である。

--今、現代社会が真に求めているのは、「人間を造る教育」そのものである。

「クラークは『心田を耕す』教育が国の基本であると論じ『人間を造る教育』を重視した。
新渡戸は『教育の最も重要な目的は人格の完成である』とした。
両社の教育思想の中心にあるものは、『自由・平等・自主・独立』と『個人の尊厳』を尊重する
『民主主義』であり、軸足は常に『弱者の側』にあった。」
■価格
1,980円(税込)