半世紀近くを北海道開発行政に捧げてきた。18年、吉報が届く。瑞宝中綬章受章――
「北海道命名150年、国策として北海道開発がスタートしたのも150年前の明治2年、そして平成最後という特別な年の叙勲。感慨深いものがある」。名誉に対しては無頓着だが、叙勲は別だ。
「中綬章は北海道開発局長というポストに対するもの。そして局長になれたのはたくさんの方のご指導、ご支援があったから。個人というよりはみなさんの思いを代表して勲章をいただいた」
皇居での天皇陛下への拝謁は2列目正面。間近で拝謁し、お言葉をいただいたことで感動が増したという。
北海道開発政策研究所の会員企業は約60社。多くの企業がその力を求めている。
「元気なうちは北海道発展のために微力ながら尽力したい」。今後も北海道開発の現状と必要性を訴えていく。