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うめつ内科 糖尿病・内分泌クリニック

梅津 正明 院長
うめつ・まさあき/1997年岩手医科大学医学部卒業。99年北海道大学第2内科(糖尿病・内分泌分野)入局。2007年同大大学院医学研究科病態制御学専攻博士課程修了後、08年北海道医療センター糖尿病・脂質代謝内科。10年開業。日本糖尿病学会認定糖尿病専門医。

個別の治療計画を策定し、合併症を予防

 糖尿病は完治を目指すのではなく、コントロールしながら付き合っていく病気。だからこそ良き主治医を見つけることが重要だ。血糖値やコレステロールの数値管理を得意とする梅津正明院長のもとには、多くの糖尿病患者が来院している。

 患者ごとに管理目標を設定し、推移を確認した上で1年ごとに計画の見直しを行っている。

「〝どこが良かった〟〝なぜ達成できなかったか〟などを共有した上で、治療計画にPDCAサイクルの方法を応用して進めています」

 治療の主軸は生活習慣の改善だが、状況に応じて薬物療法も併用する。

「近年、内服薬のSGLT2阻害薬と内服・注射薬のGLP‐1受容体作動薬は、臨床試験で慢性腎臓病や慢性心不全への効果を示す結果が出てきました。これらの薬剤は体重減少効果も期待できるので、ニーズに合わせて選択するように心がけています」

 また、合併症の予防にも注力しており「動脈硬化性疾患をはじめとした合併症を発症すると、年齢を重ねてからのQOLが著しく落ちるため、早期から予防意識を高めましょう」と語る。

イラストが特徴的な外観。駐車場は5台分を備える