市立病院前老年内科メモリークリニック

なかの・せいご/1992年東京医科大学卒業。99年国立精神・神経センター武蔵病院で勤務。2010年医療法人相生会認知症センターセンター長。11年東邦大学医学部客員教授。日本老年医学会認定老年病専門医。日本核医学会認定核医学専門医。医学博士。
先進の認知症研究・臨床経験を生かす
65歳以上の3人に1人は認知機能に関わる症状を抱えている。「『治らないから』と放置すると急激に悪化することもある。『物忘れかも』と思ったら年のせいにせず受診を」と話すのは、高齢者医療に特化した「市立病院前老年内科メモリークリニック」の中野正剛院長だ。認知症を中心に高血圧や高脂血症、糖尿病といった生活習慣病、内科的な慢性疾患など多様で複雑な高齢患者の健康マネジメントを得意とする。
芦別市生まれ。精神科や神経内科領域で、東京や福岡で30年以上にわたり研鑽を積み、レビー小体型認知症の発見者である小阪憲司医師にも師事。アルツハイマー型認知症の前兆とされる軽度認知障害(MCI)の研究のほか、認知症の診断に広く用いられる画像統計解析手法の研究、抗認知症薬の治験など実績も豊富だ。道内では数少ない老年精神医学会評議員でもある。
「高齢者は複数の疾患を抱えていることが多い。総合的な診療で、自分らしく生活できるようお手伝いしていきたい」
