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岩田地崎建設

北海道新聞社東4プロジェクト新築工事

強固な人材基盤の構築とDX推進で生産性向上を目指す

 創業103周年を迎える道内建設業界最大手。

 24年度の総売上高は1044億2500万円とわずかながら減収となったものの、受注高は3年連続、完成工事高は2年連続で1000億円台を記録した。一方、経常利益が17億8100万円(前年同期比104・4%増)、当期純利益が10億6500万円(同129・6%増)。原価低減と経費節減を推し進め大幅な増益を達成した。

 社内体制の強化に向け、新中期経営計画「phaseⅡ」がスタート。利益追求と顧客信頼の両立によって、安全面・品質面の向上を目指す。具体的には、エンゲージメントの向上や人材育成によって強固な人材基盤を構築し、営業力の強化とともに、ロボティクス技術やAIといったDXの活用などで生産性の向上を図っていく。

 これに伴い、経営企画本部を新設し、人財戦略課を設置。また業務効率化に向け、北海道本店を「北海道土木本店」と「北海道建築本店」の2本店体制に変更するなど、強靭な経営基盤を構築することで、社会とともに歩む持続可能的な成長企業を目指している。

 同社の直近の実績は、(仮称)北海道新聞社東4プロジェクト新築工事、北広島駅西口(A)プロジェクト新築工事、ラピダス新工場ⅠⅠMー1水処理棟、白川地区水道局用地整備工事のほか、海外ではビシュケクーオシュ道路地吹雪対策計画(キルギス共和国)などが竣工。

 また、北海道新幹線札樽トンネル工事(小樽市・銭函)、北村遊水地排水門工事(石狩川改修工事)、常磐自動車道浪江工事、北広島駅西口(B)プロジェクト、横浜郵船ビルコンバージョンプロジェクト、水産訓練センター整備計画(モーリタニア国)などが現在も進行中している。

 

緑苑台ニュータウン造成工事
屯田高架橋
北広島駅西口(A)プロジェクト新築工事
岩田圭剛社長
本社社屋