ロジネットジャパン

増収増益を達成。売上高は4期連続で過去最高を更新
運送業界大手。北海道から沖縄まで全国エリアで物流事業を展開しており、地域を結ぶ中継輸送やJR貨物を組み合わせた長距離幹線輸送サービス「R&R」など、画期的で多彩なロジスティックスサービスの提案が特徴だ。
2025年3月期の連結決算は、売上高が772億5600万円(前年同期比4・3%増)、経常利益34億6800万円(同9・4%増)、当期純利益22億4800万円(同15・7%増)で増収増益を達成、大手取引先の取扱数量増加などにより、売上高は4期連続で過去最高を更新した。
一方、23年度に引き続き事業拡大を見据えた人材への先行投資を行った。ベースアップのほか借上社宅制度の拡充などを実施、処遇改善や社内制度の整備に力を入れている。
25年10月に創立20周年を迎えるが、次期に向けて5月に「中期経営計画2025―2027」を策定。30年度までに連結売上高1000億円達成を事業目標に設定。全国の輸送網と多様な輸送モードを生かした輸送サービスを「LNJEX」と総称し全国エリアで事業領域の拡大を進めるとともに、DDロジ、さくらスマイル引越事業等の「独自商品の拡販」、「国際物流事業」への本格参入、「EC物流事業の拡充」を主軸として事業目標達成を目指す。
次期の連結決算は、売上高795億円、経常利益35億6000万円、当期純利益22億6000万円で2期連続の増収増益を見込む。年間配当は15円増配し135円に。

