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北海道キリンビバレッジ

「おいしい免疫ケア」と並ぶ佐藤栄二社長

ヘルスサイエンス分野が好調。恩賜発明賞も受賞

 キリンビバレッジグループで北海道エリアの清涼飲料水販売を担う。

 堅調な業績が続く。23年度の売上高は、22年度を超える見込みだ。

 主力の「午後の紅茶」や「生茶」のほか、プラズマ乳酸菌飲料「iMUSE」が売り上げアップをけん引した。

 このプラズマ乳酸菌は、23年5月に公益社団法人発明協会主催の「令和5年度全国発明表彰」で「恩賜発明賞」を受賞。健康食品素材としては初の受賞となった。

 23年は3つの小型チルドヨーグルトドリンクを市場に投下。直近では、10月に免疫ケアと睡眠の質向上を目的とする「おいしい免疫ケア 睡眠」を発売した。プラズマ乳酸菌に加えて、GABAを配合し、同社初のダブルヘルスクレーム商品となっている。

 また「iMUSE」は売り上げの一部を北海道へ寄付しており、スポーツ支援などに充てられている。23年はこの寄付金を活用し、全道4カ所で高校生を対象に「フィジカル&メンタル向上セミナー」も開催され好評を博した。

 佐藤栄二社長は「行政、大手流通企業との合同キャンペーン『北海道うまいもんフェア』は、23年で2年目を迎えました。こうしたCSV経営を通して、北海道の活性化に貢献したい」と話す。

 新たな年も北海道を盛り上げるべく奔走する。

「おいしい免疫ケア」シリーズは23年から販売スタート
免疫ケアがテーマのプラズマ乳酸菌飲料「iMUSE」