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39年続く社員教育が肝。売上高200億円を目指す

(はやし・ひろみ)1953年生まれ。84年、車両7両、社員7人でエース設立。現在はグループ全体で車両770両、社員1650人を超え、関東と東北にも進出。環境に配慮した天然ガス自動車(CNG車)を多数所持している。

林 博己氏 エース会長

〝総合物流企業〟として1650人を超える社員を統率する。業界では2024年問題が危惧されるが、泰然自若。自信の根拠は、創業当時の39年前から一貫して行う社員教育にある。23年も約1000人のドライバーやリフトマン全員対象の研修を実施。顧客対応力も高めた。

「価格転嫁は厳しい状況ですが、荷主様への品質を担保するため、満足度向上につながる研修を行っています」と、経営理念の浸透に力を注ぐ。

 社内のコミュニケーションも活発化。数年ぶりに社員懇親会を復活した。

「人々の生活に物流は非常に重要。水や電気とともに3大インフラだと捉えています。日本中のインフラと社員を守るのが私の役目。燃料高騰などの課題はありますが、優秀な社員たちと乗り越えていきます。24年の目標は売上高200億円。竜のごとく飛躍する年にする」