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鐵和(てつわ)電設

公共施設の電気工事を数多く手がける

人材育成に注力。若手が挑戦できる環境をつくる

今年創業50年を迎える「鐵和電設」は、日本製鉄北日本製鉄所室蘭地区構内のプラント工事をはじめ、道内を中心に電気設備工事全般を手がけている。

2022年度は、ニセコの高級ホテルや新さっぽろエリアの再開発における商業施設の電気工事、道央道のトンネル照明設備工事などを担当した。受注案件はこうした大規模工事から公園照明などの小規模工事まで幅広く、官民双方から厚い信頼を得ている。

近年、電気業界は高齢化による職人の減少や新規入職者の減少などで人手不足が問題となっているが、同社では要となる職人の育成に注力。20~30代の若手が数多く在籍し、ベテラン社員とともに活躍中だ。昨年には、創業以来初の女性技術者2人が入社するなど、電気工事のプロ集団として技術の伝承につとめている。

徳本栄一社長は「責任ある仕事をやりきったときの自信が社員の大きな成長要素だと考えます。そのために、自ら挑戦できる環境をつくることが私の役目。これからも社会から求められる企業としてまい進します」と前を向く。

 

徳本栄一社長
高速道路のトンネル照明設備工事を行う様子