ほっかいどうデータベース

赤沼商会

市民の足を守るため、昼夜を問わず専用機械で地元へ貢献

現場の〝困った〟を迅速にお助け。建設資材のプロフェッショナル

2023年に創業75周年を迎える「赤沼商会」。地域に根差した老舗自転車屋の転機となったのが、06年の赤沼猛社長の3代目就任だ。

建設現場に魅力を感じ地元建設会社に勤めて間もなく、公共事業縮小が市場を襲った。4年の現場勤務を経て半世紀続いた家業を継ぐべく同社に入社。自身の経験から現場の資材調達の不便さに着目し、土木仮設資材販売事業を立ち上げた。豊富な在庫と自社配送で「明日お届けします!」を合言葉に、3年後には地元に加え地方の大型現場まで販路を拡大した。

「これを皮切りに土砂や排雪、ハウスなどの輸送業、道路工事現場での林材業、木杭などの製材業、現場の安全を守るバリケードやコーンなどの保安レンタル業まで業容を拡大し、グループ3社で業務を担っています。札幌と旭川にも拠点を置き、業容拡大に合わせて車両や重機も導入し、約100台にまで増えました。現場の〝困った〟を解決することが原動力であり、原点です」と赤沼社長。

近年は環境に配慮した商材開発に力を入れる。防錆剤入りの路面凍結防止剤は、塩害防止に役立ち、年々受注が増加。また、道産間伐材を使用した木材も自社で製造する。顧客の環境への意識の高まりに応え、今後はカーボンニュートラルに配慮した製品も開発の予定だ。

22年はSDGsの私募債を発行するなど、事業拡大への礎を築き、企業型拠出年金401kの導入によって福利厚生の充実も図った。

「モットーは感謝と恩返しです。育ててくれた地域に感謝を忘れず、恩返しとして何ができるかを考え、できることを誠実に行っていきます。機動力を生かしてどこへでも駆けつけ、お客様の視点で現場の問題解決をお手伝いします。必要なら業容拡大もいとわない攻めの姿勢です」と話す赤沼社長。

今後も知恵を絞り、持ち前の機動力を生かし、必要とする地域へ出向き貢献していく。

同社オリジナルの凍結防止剤(左)と滑り止め材(右)
留萌市の市道路線や公共施設を主に除雪受注
赤沼猛社長
写真は留萌本社。2022年秋に旭川営業所を開設