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稼働率向上の施策が次々、見据えるのは24年

(やまかわ・ひろゆき)1956年旭川市生まれ。79年に北海道銀行入社。札幌駅前支店長、常務執行役員、専務執行役員などを経て、15年から副頭取。17年6月に札幌ドーム社長に就任。

山川 広行氏 札幌ドーム社長

ファイターズ本拠地移転を控え、最大の正念場を迎えるが、その表情は明るい。

「23年は、すでにイベントがおおむね100日以上入っており、ひと安心です。24年に向けた活動に力を注ぎます」

懸念するのは24年に更新する広告契約だ。

「広告収入は減少するでしょう。広告枠を細分化して数で補う。ネーミングライツも形にしていくことができれば」

コンサドーレとは「スポーツのチカラ×まちのミライ」パートナーシップを締結するなどこれまで以上に強固な関係に。2万人規模のライブが開催できる「新コンサートモード」も23年春には完成する。

また、23年秋の全道高校野球大会、札幌六大学野球の秋季リーグでの利用も決まっている。自身も元高校球児。野球に対する思いは人一倍強い。「札幌ドームはすばらしい野球場であると自負している。野球はやり続けていきたい」