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再開発事業、本道物流の課題解決に注力

(ますかわ・まこと)1959年7月13日北見市生まれ。日本大学法学部卒業後、民間企業を経て北見通運入社、08年から社長。同社は20年10月には経済産業省の『地域未来牽引企業』に選定された。また13年から北見商工会議所副会頭を2期6年務め、19年11月から会頭に就任。23年に創立100周年を迎える母校・北見柏陽高校の同窓会長も務める。

舛川 誠氏 北見通運社長/北見商工会議所会頭

22年11月、北見商工会議所会頭に2期目再任。「一丁目一番地」の懸案事項として副会頭時代から携わってきた「中央大通沿道地区再開発事業」がいよいよ23年度に着工する。1.6ヘクタールの事業用地内に経済センタービル(仮称)や夜間急病センター、サ高住、分譲マンション、イベント広場などを配し、25年度中の全施設完成を見込む。

「1期目で道筋を付けた。今回の再任はそこを評価いただいたと思う。これからの任期3年では事業の進捗を見守るとともに、コロナ禍で傷んだ事業者への支援を強化したい」

また本業の農産物輸送を中核とする総合物流企業のトップとして、道内と本州間の輸送力維持・確保に力を入れる。

「道新幹線札幌延伸に伴う並行在来線と青函共用走行問題は、道内経済や食糧基地としての供給の役割にとって最重要。道商工会議所連合会などと協力して国に要望していく」