ほっかいどうデータベース

毛利産業

最新鋭のボーリングマシンで井戸工事を行う

地下水を活用した低コストの融雪槽を提供

1989年創業の「毛利産業」は、融雪槽の開発・施工を手がける。地下水を利用した「毛利式融雪槽」が看板商品だ。

地下水を用いるため、融雪コストが低いのが特徴。この融雪方法は、長期間安定して地下水をくみ上げるのが難しいとされるが、同社独自の技術によって長きにわたる提供を可能にした。施工後のメンテナンス費用も抑えられるという。

これまでの施工件数は2700件を超え、石狩市を中心に札幌市や当別町太美地区などでも施工している。戸建て住宅に加え、ここ数年はアパートや店舗からの注文も増えている。

佐々木大介専務は「今年は大雪の影響もあり、依頼が急増しました。2023年度の施工は承れませんが、24年度以降のご予約をお待ちしております」と語る。

また、環境への取り組みにも積極的で、16年からCO2削減のためのプロジェクト「いしかりJ-VERジェイバー」に参加している。

「今後は設備の導入や人材確保も視野に入れ、お客さまのご要望に応えていきたい。さらに地下水の熱源を住宅の冷暖房に活用する新たなシステムの開発も進めています」と佐々木専務。

J‐VERの証明書を掲げる同社社員