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ディールパートナーズ

9月に完成予定の企画物件。地下鉄東西線「南郷7丁目駅」徒歩5分の好立地に建築

土地情報が続々と寄せられる賃貸企画の新鋭

アパート用地の確保が困難を極める中、2020年は24棟、21年は26棟を企画。今年も同様のペースで土地の仕入れと企画を行っている「ディールパートナーズ」。
量だけでなく質も高い。土地は地下鉄駅や商業施設から徒歩5分圏内を基本としており、将来的な資産価値も申し分ない物件ばかりだ。当然、その後の売却などもスムーズに進められる。

土地の確保について渋谷優貴社長は「優良な土地があれば、即断・即決をモットーにしています。その土地にプランを入れてオーナーに提案してからの購入となると、時間がかかるためです。好条件の土地はスピード感が大切です」と説明する。

こうしたスタイルで寄せられる土地情報の中から厳選していくわけだが、見送るケースも多々ある。価格面はもちろん、駅から近い場合でも地形や周辺環境などによっては理想的なプランとならず、収支を確保できない、あるいは安定した入居率の維持が見込めないからだ。この厳しい目も〝量と質〟を両立できる要因といえる。

決断力の高さは土地情報を提供する仲介業者にとっても都合がいい。「まずは〝即決〟のディールパートナーズに情報を流そう」という好循環につなげている。

オーナーに販売するまでの間は同社が所有することになるが、実績が増えるにつれて資金調達もよりスムーズになってきている。金融機関からの融資限度額が増えることで、一度に購入できる土地が増えるほか、大型の土地の取得も可能となる。

土地を次々に用意できるからこそ、他社へ乗り替える顧客はほぼゼロ。同社に寄せられる信頼は厚い。
「顧客は融資の審査について心配不要なアッパー層が中心です。当社の提案はほぼ受け入れられる半面、信頼に応えられるようしっかりとした投資商品を企画していきたい」と渋谷社長。

一方、オーナーへの販売と並行して自社所有物件も増やしており、南郷7丁目エリアや豊平公園エリアでも土地を取得済み。また、24年1月に竣工する新築企画物件の一部に本社を移転する予定もある。場所は札幌市中央区南6条東3丁目。8階建ての賃貸マンションを完成させる。

自社で保有する今年完成した「DPレジデンス山鼻」
2024年に完成予定の自社保有物件