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ジャスト・カーゴの「職業安全運転士」が5人に

清野敏彦社長

「ジャスト・カーゴ」(本社・石狩市、清野敏彦社長)の社員2人が「職業安全運転士」に合格。有資格者は5人となった。社員の能力底上げと企業PRにつなげたい考えだ。

職業安全運転士とは、「一般社団法人日本セーフティドライバー協会」(札幌市)が認定する民間資格。知識と安全意識の向上を図ることを目的として2018年に開始した。今後は国家資格への移行も検討されている。

対象は、物流会社のトラック運転手などの職業ドライバーや運行管理者で、試験内容は救急救命や道路交通法、労基法などを問うもの。合格者にはライセンスカードが付与される。 

また、同資格は運転手の能力をレベルアップするだけではなく、雇用する企業にもメリットがある。有資格者が在籍することが企業全体の信頼につながり、競合他社との差別化にもなる。

導入を進めているのが物流会社の「ジャスト・カーゴ」。同社は、免許を持たない若者や未経験者を多く採用。人材育成の観点から各種免許はもちろん資格取得費用も全額補助している。

同資格もスタート時から取得をサポート。すでに3人の有資格者が在籍しており、この7月には新たに2人が合格。5人となった。

清野敏彦社長は「これまでの有資格者は運行管理者ばかりでしたが、今年の合格者のうち1人はトラックドライバーです。所属するすべてのドライバーが資格を取得できるようにしていく」と話す。

職業安全運転士のライセンスカード