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宏陽

西川秋仁社長

道内外で受注増。利益体質の盤石な経営基盤を築く

 2002年創業の「宏陽」は道路や電気、河川などのインフラ整備が主事業。中でも、道路改修に伴う仮設ガードレール工事では道内トップシェアを誇る。

 関東圏での受注も増えており、新東名高速道路の6車線化事業に参画。2021年3月までに対象区間145㌔の6車線化を完了させる予定だ。

 道外で活況を呈している太陽光発電所の建設工事も手がけている。19年は福島県南会津にメガソーラーを建設。基礎工事からパネルの設置まで全工程を担うなど、高い技術力を発揮した。

 メガソーラー建設で必要となる杭打機も自社で開発している。現在、55台保有しており、レンタルの需要にも応えている。

 道外からのオファー増加を受け、国内拠点の新設を計画。既存の東京支店、東北支店に加え、石川県金沢市に新拠点を設ける準備を進めている。20年に開設予定だった大阪支店は新型コロナウイルスの影響もあり、計画を休止させていたが、まずは北陸地方へ進出する。

 道内での受注も堅調そのもの。北海道日本ハムファイターズの新拠点となる北広島市のボールパーク建設に伴う道路・土木工事への参画が決定。北海道の新たなランドマーク誕生を下支えしていく。

 19年は札幌・北丘珠鉄鋼団地内に新工場を取得。また、空知管内南幌町・晩翠工業団地の土地を取得し、5000坪の資材および機材センターを設けた。そこを拠点とし、今年からは運送事業をスタートさせる。

 一連の事業資金は複数の金融機関から調達したもの。第14回目となる私募債を3、5月に北洋銀行や北陸銀行から発行するなど、経営基盤は盤石そのものだ。

 18年度の売上高は35億円で、19年度はやや減少に転じたが、総利益は前年比114%を記録。大規模な設備投資と並行して、経営のスリム化を図ったことが奏功している。

 攻守一体となった堅実な経営を推し進める。利益体質をより強固にし、さらなる業容拡大を目指す。

札幌新道沿いの本社社屋
北丘珠鉄鋼団地の新工場
晩翠工業団地の資材・機材センター