アスリートインタビュー

北海道コンサドーレ札幌

【砂川誠のコンサの深層】三好康児選手

試合本番より練習のほうが頭を使う

砂川 シーズンも最終盤、ここまで主力として戦って来て、どう感じているの?

三好 チームはアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の出場権を地力で確保できる3位以内(11月4日時点)という位置につけいて、その中で試合に出られています。川崎フロンターレから加入する上で、チームの力になれたらという思いは当然ありましたから、自分の持っているもので貢献できているとは思います。

砂川 1トップの下、シャドーの位置に入ることが多いけど、ミシャ(ミハイロ・ペトロヴィッチ監督)の練習や戦術については?

三好 3バックでしかもミシャさんのようなフォーメーションでプレーするのは初めてですが、加入前からシャドーでも自分の特徴は出せると思っていました。試合本番より大変、というくらい、練習は頭を使いますが、手ごたえもあります。

砂川 個人の結果という部分ではどう?

三好 (2ゴール5アシストという結果は)自分自身、厳しい見方をしなければいけないのかなと。

砂川 チャナティップと一緒にシャドーでプレーすることが多いけど、チャナはここまで7ゴールだね。

三好 勝つためにゴールは必要ですが、そこは比べるものではないとは思っています。ただ、チャンスは自分にも同じくらいあったと思うし、それを決め切れていないのは、現時点の実力が足りないということ。

砂川 ミシャの戦術上、4―2―3―1のトップ下やサイドよりも、ストライカーとしての能力が求められるポジションだよね。

三好 自分で点を取って試合を決められた一番いいんですが、ジェイやトクさん(都倉賢)がいるので、2人へのアシストも自分の役割の1つ。最善の選択を常に心がけています。

(構成・清水)

……この続きは本誌財界さっぽろ2018年12月号(11月15日発売)でお楽しみください。


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1997年3月26日、神奈川県生まれ。167cm・64kg。小学校5年生で川崎フロンターレU-12に所属し、中学2年の時に同U-18へ飛び級昇格。15年にトップチームへ昇格するも、レギュラーの壁は厚く、出場機会に恵まれなかったため、18年から北海道コンサドーレ札幌へ期限付き移籍。11年から世代別日本代表に選出され続け、20年東京五輪を目指すU-21日本代表の主力を担う。背番号41、MF