財界さっぽろ 2016年12月号のさわり

財界さっぽろ 2016年12月号

特集・丸わかり!北海道の“給料白書”

さまざまな角度から道民の給料を分析した。全国平均、東京との比較では業種ごとに差が広がっている現状をグラフで“見える化”。東北、関西、九州、中京の各圏域における主要府県との比較では年代別にレポートした。40業種ごとの過去5年の浮き沈み、道内上場企業の社員年収ランキング、道内自治体職員の平均給与などもまとめた。「勝負師の対価」では雀士、パチプロといった勝負の世界に身を置く人々の懐具合を探った。

特集・あるか衆院解散“冬の陣”、道内全区情報

前回衆院選から2年が経過し、政界で“年明け解散説”がくすぶっている。背景にある政局を政治評論家の浅川博忠氏が徹底解説。その上で浅川氏は「来年2月衆院選の確率は70%超」と予測する。道内全区の情勢を総点検。政界関係者は必読だ。

札幌・サンデパートビル来春解体 ドン・キホーテ「移転先が見つからない!」

「業界関係者の間でいま、狸小路にあるドン・キホーテ札幌店の行方が注目されている。移転先を探しているという話が流れている」と不動産業者の幹部。再開発計画が進む札幌・狸小路の商業ビル「サンデパート」の来春解体が決定した。メーンテナントのドン・キホーテは当初、近くの商業ビルに移るつもりで信託受益権の形で取得した。ところが、再開発の時期がはっきりしなかったこともあり、パチンコ店に4フロアを貸してしまった。そのため、慌てて移転先を探しているようだ。

民進党代表・蓮紡インタビュー 道民の生活実感が政策の基軸になる

民進党の“新しい顔”となった蓮舫参院議員。マスコミ各社の世論調査では大きな期待が女性党首に寄せられている。しかし、一方で党への支持率は伸び悩んでいるのは事実。安倍政権と対峙しつつ、どうやって党を再建するのか。1月解散が取り沙汰される中、新代表を直撃した。蓮舫代表は「北海道はわれわれにとって試金石」と位置づけ、重要視する。

吉川貴盛道連会長を抜きに 自民党選対委員長(古屋圭司)と道内選出国会議員が密談

10月18日夜、東京都内の中華料理店に道内選出の国会議員が集まった。声をかけたのは自民党本部の選対委員長・古屋圭司氏。道連会長人事や新党大地との関係をめぐり、道内国会議員の間で対立があったのはご存じの通り。自民入りする予定の鈴木貴子氏の処遇問題もある。こうした不安や懸念に対し、古屋氏としてはガス抜きの意味もあったのだろう。会合では……。

創業141年の歴史に幕 ススキノ・東寿し“唐突”破産の裏事情

明治8年に開店した札幌きっての老舗・「東寿し」が破産した。かつてはススキノの一等地に本社ビルを保有し、隆盛を極めていたが、いつからか左前になっていた。信用情報筋によると、ここ数年は売り上げが落ち込み、資金繰りが厳しかったという。老舗を追いつめた“お家事情”もあった。

3月に2人交代説も 何があった!道庁3副知事の“ギクシャク”

道庁関係者の間でいま、ヒソヒソとささやかれているのだという。3人の副知事不仲説のことだ。8月から9月にかけての自然災害への対応などで、ちぐはぐな対応が目立ち、「副知事の連携がうまくいっているんじゃないか」(道OB)といった声が出ている。コミュニケーション不足の背景には、3副知事の力関係の変化があるようだ。役所の要・人事を担当する山谷吉宏氏は吉川貴盛自民党道連会長から信頼を得ており、勢い盛ん。荒川裕生氏と辻泰弘氏は手堅い能吏と評判なのだが、2人と山谷氏の関係はギクシャクしているのだという。

岩田圭剛(札幌商工会議所新会頭) 札幌の魅力を磨き、道内経済を牽引する

11月1日に札幌商工会議所の臨時議員総会が開かれ、新体制が発足した。新会頭に就いたのは、かねてから待望されていた岩田圭剛岩田地崎建設社長。ニューリーダーは人口減少や早期の新幹線札幌延伸などの課題にどう向き合っていくのか。