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札幌学院大学
取材日:2019年5月

写真大 河西 邦人 学長(かわにし・くにひと)1960年東京都生まれ。青山学院大学大学院経営学研究科博士後期課程を単位取得し満期退学。外資系金融機関のアナリストを経て、97年札幌学院大学商学部講師に着任。同大教授、大学院研究科長などを歴任。2019年より学長就任。

写真 新さっぽろキャンパスイメージパース(変更の場合あり) 写真 江別文京台キャンパス

新キャンパスをはじめ、社会から必要とされる大学へ改革

 ――今年4月、新学長に就任しました。
 河西 開学以来「自律」「人権」「共生」「協働」という理念を大切に受け継ぎながら、時代に即した文系総合大学へと形を変えてきました。今後はさらなる発展と持続可能な経営を実現していくために、教育の質の改善をおこないます。そしてステークホルダーとの関係強化を図り、社会課題の解決を目指していきます。
 ――具体的には。
 河西 5月から学生と教職員が札幌市厚別区もみじ台地区のまちづくりに参加しています。もみじ台は市内でも高齢化が顕著なエリアで、自治会から住み続けられるまちを目指すべく、学生の意見を参考にしたいという相談を受けました。まちづくりを検討するワークショップを開いて、さまざまな意見交換を始めます。
 また、2021年の新さっぽろキャンパス開設に伴い、同地区の再開発にも携わっています。例えば公園の建設計画の会議に本学の学生が出席しています。さまざまな企業が参加していますが、学生も対等な立場で意見を述べています。こうした経験はインターンシップに通ずるものでもあり、本学の教育の価値を高め、社会貢献にもつながると考えています。
 ――ユニバーサル化時代における貴学の役割とは。
 河西 高等教育は社会の発展に必要不可欠です。それがより多くの若者にもたらされるということは、非常に素晴らしいことです。そうした中で、本学では「SDGs(持続可能な開発目標)」の実現を目指しています。SDGsが掲げる「誰ひとりとして取り残さない」という理念、これは本学の理念の1つに掲げる「人権」にも合致します。
 ――どのように実現していくのでしょうか。
 河西 本学では学生が主体的に学ぶ「アクティブ・ラーニング」と仮説・行動・検証のサイクルで学ぶ「アクション・ラーニング」、そして市民・組織からの協力と支援を得て大学内外で学ぶ「オープン・エデュケーション」により独自の教育価値を提供していきます。
 本学は積極的に新しい教育と研究を通じて、SDGs実現に向けた人材育成と社会課題解決によりソーシャル・イノベーションを起こしていきます。
 ――新さっぽろキャンパスの開設が決まりました。
 河西 今年10月から着工が始まり、21年4月に開設予定です。地域住民をはじめ、企業と連携する「都市型・開放型キャンパス」にしていきます。校舎は6階建てで、3~4階が講義室、1~2階は地域住民も自由に利用できる「産学連携センター(仮称)」やレストラン、図書館、多目的ホールを備える計画です。
 ――学部再編も予定しています。
 河西 新キャンパス開設のタイミングで経営学部と経済学部を再編、新設学部をつくり大学院の地域社会マネジメント研究科とともに移転します。22年4月には心理学部と大学院臨床心理学研究科、心理臨床センターも移転予定です。
 ――2キャンパス体制の特徴は。
 河西 新さっぽろキャンパスの学生には、ボランティアやインターンシップ、アルバイトなどを通じて、企業や地域のプロジェクトと積極的にかかわりながら、学びを深める環境が整います。さまざまな情報が行き交う都市型の環境に身を置きたい学生に向いたキャンパスと言えるでしょう。
 一方、50年の歴史を持つ江別文京台キャンパスは、広大な野幌原生林が背後に控えた静かな環境の中で、資格取得に向けた勉強やスポーツに取り組みたい学生に向くキャンパスと言えます。 
 ――就職実績も高いですね。
 河西 本学はキャリア支援課が中心となって手厚いサポート体制を整えています。年間約300社が参加する学内企業説明会をはじめ、内定を得た4年生が3年生に就職活動のアドバイスもしています。また、道外企業採用試験の旅費支援制度などもあります。こうしたサポート体制と売り手市場も追い風となり、18年度の就職内定率は94・5%を記録しました。
 ――今後のビジョンは。
 河西 社会から必要とされる大学を目指していきます。オープン・エデュケーションの推進や新さっぽろキャンパス開設は、その布石です。また、来年度は本学のロゴやブランドカラー、コピーといった大学のビジュアル・アイデンティティをリニューアルさせます。すでにブランディングプロジェクトを立ち上げて、外部企業と連携して進めています。本学は進化を遂げていく。今はその移行期と言えるでしょう。

基本データ

企業名:
札幌学院大学
住所:
江別市文京台11番地
TEL:
011・386・8111(代表)
URL:
http://www.sgu.ac.jp/
教育:大学