「情報を先取り、タブーに挑戦」を編集方針とし、生活者・企業経営者に
最新かつ有益な情報価値をご提供する、北海道の地域政治・経済誌

ロゴ

トップページ >   情報INDEX > 北海道文教大学

報INDEX

このエントリーをはてなブックマークに追加

北海道文教大学
取材日:2019年5月

写真大 渡部 俊弘学長(わたなべ・としひろ)1952年日高管内門別町(現日高町)生まれ。77年東京農業大学農学部卒業。79年同大大学院修士課程修了。北海道栄養短期大学助手、講師などを経て2000年東京農業大学生物産業学部食品科学科教授に就任。東京農大バイオインダストリー社長などを経て14年同大副学長に就任。18年北海道文教大学学長に就任。農学博士(農芸化学)。

写真 JR恵庭駅東口から徒歩8分

原点である「食と健康」を踏まえ、地域創生に貢献する教育を推進

 ――大学の大衆化が進む中で、貴学が目指す方向は。
 渡部 これからの大学は知の集積だけではなく、大衆化、多様化、多民族化などに対応する付加価値が求められると思います。改めて本学の教育、社会的使命を考える時、創設者の鶴岡新太郎・トシ夫妻が約80年前に掲げた「食と健康」という原点が、より重要な不変の目標であると認識しています。
 人間科学部の5学科は、さまざまな面で子どもから高齢者にかかわる学びが中心です。人生100年と言われる時代を迎えて、健康で生きていくための原点である食を学び、地域創生に貢献する役割が大きくなると思います。これに関連して3月には地元恵庭市と地域包括ケアシステムの共同研究に関する覚書を交わしました。
 また、昨年末には食をキーワードとした地域創生について、本学でシンポジウムを開催しております。スリランカなど海外の大学とも学術協定を結び、伝統療法の医師に来学いただいて、講演会を開催したりしております。
 ――外国語学部も関連してきますね。
 渡部 単に外国語を学ぶだけでなく、グローバル化が進む中では、世界市民としての文化交流や相互理解が欠かせません。本学ではインドネシアはじめASEAN諸国でも和食教育を広める構想も検討しています。そうした場で活躍し、世界と共通の価値観を持つ人材の育成に努めてまいります。
 ――調理の専門家も教師に招いていますね。
 渡部 全日本司厨士協会の要職を務められた熊谷喜八さんに、北海道の旬の食材を美味しく食べる調理をテーマに特別講座をお願いしています。美味しく食べる調理技術は、創設者の鶴岡夫妻も重視していました。最近は病院食についても栄養の重要さと同じように「美味しさ」へのニーズが高まっています。
 ――社会医療法人禎心会との包括連携協定締結もありました。
 渡部 医療、教育、研究全般にわたる連携・交流により、臨床経験や技術の共有など、有益な成果が期待できます。病院の現場でも食の問題に取り組むこともできるわけです。  
 ――カリキュラムの幅が広がりますね。
 渡部 いずれ学科横断的に再編成して多様化しつつある学生に対応しなければなりません。テストケースで実施した映画教育や野菜づくり、恵庭の特産品であるカボチャを素材とした商品化にも取り組み、こうした実学を通じて多様な価値観と優れた人間力、専門性を持つ人材育成につなげたいと思っています。ちなみに今回映画教育で上映したのは三浦貴大さんが理学療法士の役を務めた「栞(しおり)」でした。
 ――学園傘下の明清高校が大学キャンパス内に移転します。
 渡部 2021年4月の予定です。高大一貫のあるべき姿として集約化を図るものです。安定した入学者数の確保にもつながります。合わせて関東、九州、沖縄などで入試を実施し、学生増につなげたいと考えております。
 ――就職、資格試験合格状況は。
 渡部 就職は100%を維持しております。国家資格試験も全道トップクラスの合格実績で、全国的にも高い評価を受けています。また、幼稚園、小学校教諭の免許取得者の数も伸びており、きめ細かな指導・支援の結果だと思っております。

基本データ

企業名:
北海道文教大学
住所:
恵庭市黄金中央5丁目196番地1
TEL:
0123・34・0160(入試広報課)
URL:
http://www.do-bunkyodai.ac.jp
教育:大学