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大幅な増益で着地予定。インターネット広告分野が堅調

道内の広告会社で唯一の上場企業。特定の広告媒体を販売するのではなく、独自の企画とデザインを提案している。

2023年6月期の連結決算予想数値は、売上高26億円(前年同期比11.6%増)、経常利益1億8200万円(同71.7%増)、当期純利益1億2300万円(同80.9%増)。新型コロナの影響が薄まり、増収増益となる予定だ。

特に好調なのが、主軸である広告・マーケティング事業。インターネット広告分野では、増加傾向が続いておりマスコミ4媒体の広告費規模に近付いている。

強みでもあるデザイン力とマーケティング調査に基づいた企画提案力に加え、デジタルマーケティング分野のサービスラインアップの拡充を図った。これらにより、既存と新規顧客からの受注増加につながった。

また、地方創生事業を中心とした官公庁事業も堅調に推移。このほか、不動産プロモーションの受注増加や、イベントの再開に伴う広告受託も増加した。

債券投資事業では、回収が順調だったことに加え、融資の実行が業績に寄与。セグメント利益は伸長する予定だ。

介護事業は、燃料費高騰や物価高の影響を受けたが、グループホームの稼働率は95.7%と高水準を維持している。

ケアサービス事業も堅調に推移しており、新規、既存顧客ともに来院者が増加。広告戦略の見直しに加え、キャンペーンなどを行い増益を確保した。

※単位/100万円(100万円未満は切り捨て)※売上高、営業利益、経常利益、当期純利益における%表示は、対前期増減率
浅井一社長