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北海道内科リウマチ科病院

谷村一秀理事長(中央)を中心に、小池隆夫最高顧問(右)と清水昌人院長(左)が強力タッグ

チーム医療で専門性の高いリウマチ治療を実践

「北海道内科リウマチ科病院」は、全国でも数少ないリウマチに特化した専門医療機関。日本リウマチ学会認定の専門医7人を中心に、同学会登録の臨床検査技師のほか、リウマチケア看護師など、コ・メディカルが一丸となって対応するチーム医療を提供している。

かつては〝治りにくい疾患〟とされていたリウマチも、診療技術の進歩や薬剤の進歩によって、現在では症状がほぼ消滅して日常生活に戻れる「寛解(かんかい)」が可能になりつつある。

「リウマチは早期発見、早期治療が欠かせません。ちょっとした関節の痛みやこわばりなどを感じたなら、まずは検査をおすすめします」と谷村一秀理事長。

同院の検査で広く知られているのが独自のノウハウで考案した「関節エコー検査」。超音波で症状を画像で確認し、的確な治療を施している。検査技術、治療実績とも全国の先端を走っており、全国各地から専門医、検査技師が研修に訪れる学会認定の教育施設ともなっている。

早期発見・治療については、開院当初から市民向けの啓蒙活動を続けており、22年は3年ぶりに市民健康講座「その痛み…もしかしてリウマチ?」を道新ホールで開催。23年も10月に同ホールでの開催を予定している。

「ドクターの増員も含めて専門性をより向上させて、リウマチ治療の幅を広げていきたい」(谷村理事長)としている。

市民健康講座「その痛み…もしかしてリウマチ?」のフライヤー
全国から医師や技師が研修に訪れている