飯田枢税理士事務所

業績好調な企業でも外的要因によるリスクは避けられない。〝取引先の倒産〟や〝景気の後退〟、コロナ禍では感染拡大に加え、原油高や円安による物価上昇などがあげられる。

岩見沢市に拠点を置く飯田枢税理士事務所は、会計支援や税務申告のみならず財務コンサルタントとして経営者にアドバイスも行う。

代表の飯田枢税理士は「先行き不透明な時代においては、キャッシュフローが重要です。現金を増やし資金力を高めることで生き残れる。万が一の際には金融機関を頼れるよう、借入金は最小限に抑え、早めに返済することも望ましい」と話す。

また、儲かっているときには役員報酬を上げ、貯蓄に回しておくなどといった、経営者の生活を守る方法も提案する。

「客離れや売り上げの減少を警戒して値上げに踏み切れない経営者は多いですが、来年春には再値上げが必須となります。顧客の理解が得やすいうちに実行してください」と飯田税理士。

さらに今年から岩見沢商工会議所監事に就任。士業を通じた地域の経済振興にも取り組んでいる。　

飯田税理士は「今後は世界的な景気の後退が予想されています。新規事業を検討している場合は慎重な判断が求められます。無理に過剰な設備投資をせず、小さく始めて少しずつ育てることが大切です」と話す。