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アムテック

加工管をTIG溶接する。案件ごとに最適な方法で行う

〝対応力〟を武器に多くの大型物件を担う

冷暖房や給排水衛生設備施工の「アムテック」。今年で創業10年の節目を迎えた。近年では、札幌都心の複合施設「さっぽろ創世スクエア」や「NHK札幌放送局」の冷暖房設備工事を手掛けるなど、大型案件を担う事が多い。

同社最大の強みが〝対応力〟だ。島田清光社長は「現場では設計図面と細かな寸法などが異なることが頻繁に発生する。こうした事態に迅速に対応できることが技術力だと捉えています」と話す。

例えば、配管には塩ビやステンレス、ポリブテンなどさまざまな材質があり、それぞれに最適な接続方法がある。同社では、ジョイント部の溶接など、案件ごとに判断しながら臨機応変に最適な手法で工事を滞りなく進行する。

また、1級配管技能士を有する技術者を多く揃えており、こうした専門の技術力を生かし、昨年11月から自社工場で配管加工も開始した。加工から施工まで一貫して対応することができるようになり、工期短縮とコストダウンに成功した。加工事業開始から、すでに受注は50件以上にのぼる。

「今後はDX化など先端技術を取り入れ、既存の技術を若い世代に継承する。配管業発展の一端を担っていきたい」と島田社長。

島田清光社長