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第13回ニトリレディス前夜祭・プロアマ大会

プロアマのスタートホールで。右から似鳥昭雄ニトリホールディングス会長兼CEO、芳井敬一大和ハウス工業社長CEO、岩井千怜プロ、金光修フジ・メディア・HD社長

道内外経済・スポーツ・芸能各界から149人が集結

万全の感染対策で3年ぶりに有観客で開催

JLPGA(日本女子プロゴルフ協会)ツアーの第13回「ニトリレディスゴルフトーナメント」が、8月25日〜8月28日の4日間にわたり、小樽カントリー倶楽部(小樽市)で開催された。賞金総額1億円、メジャー大会に準ずる4日間開催など、今や国内女子ゴルフツアーを代表するビッグトーナメント。道民にすっかり定着した大会となっているが、ネットでも生配信されるなど注目度も高まっている。

同大会は、主催のニトリホールディングス(本社・札幌市、似鳥昭雄会長兼CEO)が〝創業の地、北海道をより明るく元気に〟との思いから、地域密着のトーナメントを目指して2010年に開始。北海道に対する支援を数多くおこなっているニトリの活動の一環に位置付けられている。直近でも、小樽市オタモイ海岸の再開発計画を発信するなど、観光振興にも多大な貢献が続いている。

コロナ禍で2020年、21年は無観客となった同大会、今年は3年ぶりに有観客での開催となった。1日の観客数は2000人が上限、マスク着用、検温の実施など厳しい観戦ルールの下で4日間の闘いを無事に終えることができた。

北海道出身の小祝さくらをはじめ、ニトリ所属の永峰咲希、岡山絵里、松田鈴英、田中瑞希、佐藤心結プロとアマチュアの六車日那乃の7人選手が〝チームニトリ〟として参戦。また2週連続優勝で臨んだツアールーキーの岩井千怜プロ、今シーズン5勝でメルセデス・ランキングトップの西郷真央プロらが激戦を繰り広げ、ツアー屈指の難コースと言われる小樽カントリー倶楽部を見事に攻略した稲見萌寧プロが通算9アンダーで大会連覇。優勝賞金1800万円を手にした。

日本経済の錚々たる顔ぶれが小樽に集結

一方〝似鳥人脈〟の広さを象徴し、本大会に負けず劣らずの豪華メンバーが一堂に会するのが、前夜祭とプロアマ大会だ。こちらもコロナ禍で2年間開催を見送ったが、今年は行動制限が解除されていることから参加者全員にPCR検査を行うなど、感染対策を徹底しての3年ぶりの開催となった。

前夜祭に先立ち観光ツアーも実施され、ニトリが運営するニトリ観光果樹園(余市町)で果物狩りやジンギスカンを楽しんだ後、小樽市色内の「小樽芸術村」に移動。旧三井銀行小樽支店や似鳥美術館、西洋美術館などを巡り参加者は北海道の夏を満喫した。

夕刻に開演した前夜祭には、三村明夫日本商工会議所会頭、角和夫阪急阪神HD会長 グループCEO、國部毅三井住友FG会長、筒井義信日本生命保険会長、野本弘文東急会長、宮内義彦オリックスシニア・チェアマン、片野坂真哉ANA

HD会長、押味至一鹿島建設会長といった日本を代表する経済界人が出席。また、往年の名選手、倉本昌弘日本プロゴルフ協会相談役、心臓血管外科医の天野篤順天堂大学医学部付属順天堂病院特任教授、日本ハムで活躍した斎藤佑樹氏、天才少女ゴルファーの須藤弥勒さんなど多彩なジャンルから参加。道内からも鈴木直道北海道知事、秋元克広札幌市長ほか道内経済人など、各界から149人の華々しい顔ぶれがそろった。

挨拶に立った小林浩美JLPGA会長は「似鳥会長は、日本の女子プロゴルフを世界レベルに引き上げるために4日間開催に早くから理解を示してくださった。2015年には5大会だった4日間大会が今年は18大会となり、世界に通用するスター選手も次々に生まれています」と感謝の意が述べられた。

一方、主催者挨拶で似鳥会長兼CEOは「2年間、プロアマ大会が開催できず大変残念でした。今回はご招待した方々全員にご参加いただいた。それだけ待ち侘びていただいたと実感しています。今年は新しいメンバーとして33名の皆さんが加わった。ぜひ北海道の夏を楽しんでほしい」と開会を宣言。それぞれが親交を深め前夜祭は大盛況のうちに進行した。

翌24日、絶好のゴルフ日和となったプロアマ大会には、40組120人(プロアマ参加者詳細は下記一覧表を参照)が参加。日本プロ野球や大リーグで活躍した〝平成の怪物〟松坂大輔氏が284㍎でドラコン賞を獲得するなど大会に華を添えた。戦績は笠りつ子プロ、三木正浩エービーシー・マート最高顧問、佐々木主浩氏、森隆志森伊蔵酒造専務のチームが9アンダーで優勝。年に1度の夏の祭典は終了した。


左から中山泰男セコム会長、小祝さくらプロ、岡藤正広伊藤忠商事会長CEO


左から三木谷浩史楽天グループ会長兼社長、武田信二TBS HD会長、山下美夢有プロ、野本弘文東急会長


左から兼井雅史飯田グループHD社長、似鳥会長兼CEO、水留浩一FOOD&LIFE COMPANIES社長CEO、山村輝治ダスキン会長


前列左から村石久二スターツコーポレーション会長、似鳥会長兼CEO、後列左から武田信二TBS HD会長、里見治セガサミーHD会長、國部毅三井住友FG会長、野本弘文東急会長、筒井義信日本生命保険会長


笑顔でラウンドする似鳥会長兼CEOと岩井千怜プロ


左から筒井義信日本生命保険会長、稲見萌寧プロ、大久保哲夫三井住友トラスト・HD会長、髙橋広行JTB会長


左から杉田亮毅日本経済研究センター参与、西郷真央プロ、角和夫阪急阪神HD会長 グループCEO、山﨑良子駿河台学園理事長

プロアマ大会の主な参加者 ※個人は敬称略、企業名50音順

片野坂真哉ANAホールディングス会長、水野泰三アルペン会長、須藤弥勒(アルペン)、川端克宜アース製薬社長、井澤武尚井澤金属会長、井澤祥子(令夫人)、岡藤正広伊藤忠商事会長CEO、兼井雅史飯田グループホールディングス社長、久保允誉エディオン会長兼社長、渋谷守浩エスクリ社長CEO、三木正浩エービーシー・マート最高顧問、森 広貴LDHJAPAN取締役COO、相川佳之SBCメディカルグループ社長、天野篤順天堂大学医学部心臓血管外科特任教授・理事、齊藤猛ENEOS社長・社長執行役員、宮内義彦オリックスシニア・チェアマン、徳光和夫オフィス・ラ・メール取締役、高島礼子(太田プロダクション女優)、押味至一鹿島建設会長、磯崎功典キリンホールディングス社長、倉本昌弘、弦哲也(弦音楽企画作曲家)、襟川陽一光優社長、高木邦格国際医療福祉大学理事長、劉勇コリトレール会長兼社長、小林一俊コーセー社長、疋田直太郎コーナン商事社長、寺田和正サマンサグローバル ブランディングアンド リサーチ インスティチュート社長、尾賀 真城サッポロホールディングス社長、播野裕史サーフビバレッジ会長、里見浩太朗(里見プロモーション俳優)、金田凖三愛オブリ会長、佐々木主浩(野球解説者)、斎藤佑樹斎藤佑樹社長、迫本淳一松竹社長、髙橋広行JTB会長、近藤雅彦ジェイ・エス・ビー社長、村石久二スターツコーポレーション会長、矢野龍住友林業最高顧問、山﨑良子駿河台学園理事長、中山泰男セコム会長、後藤高志西武ホールディングス社長、里見治セガサミーホールディングス会長、久野義博全国介護事業者政治連盟会長、今井康之ソフトバンク副社長執行役員兼COO、中島孝徳ダイドードリンコ社長、山村輝治ダスキン会長、中田誠司大和証券グループ本社社長、鈴木茂晴大和証券グループ本社名誉顧問、芳井敬一大和ハウス工業社長CEO、田端晃田端綜合法律事務所代表・弁護士、鈴木純帝人会長、河野貴輝ティーケーピー社長、武田信二TBSホールディングス会長、多田憲之東映会長、清田徳明TOTO社長執行役員、桑原常泰東急エージェンシー社長執行役員、野本弘文東急会長、杉田亮毅日本経済研究センター参与、岡田直敏日本経済新聞社会長、鷹城勲日本空港ビルデング会長兼CEO、筒井義信日本生命保険会長、久野伸一郎日本生命保険首都圏法人担当部長、樋口久子日本女子プロゴルフ協会顧問、小林浩美日本女子プロゴルフ協会会長、三村明夫日本商工会議所会頭、二所ノ関寛(二所ノ関部屋親方)、井澤

余市町の「ニトリ観光果樹園」で栽培したブドウで作ったスパークリングワインを手に乾杯の音頭をとる似鳥会長兼CEO
天才少女ゴルファーの須藤弥勒さんも参加
鈴木直道北海道知事が北海道代表として挨拶
大会は通算9アンダーで稲見萌寧プロが優勝。2連覇を達成した
左から戸張捷ランダムアソシエイツ社長、岩沙弘道三井不動産会長、河本結プロ、宮内義彦オリックスシニア・チェアマン