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えにわ病院

田中 大介 医師
たなか・だいすけ/2007年京都府立医科大学卒業後、宇治徳洲会病院に6年間勤務。13年えにわ病院に着任。

手術支援ロボットで高精度の人工関節手術を提供

「えにわ病院」では、年間2500例以上の整形外科手術を実施しており、2021年には人工関節置換術は股関節が431例、膝関節が510例となっている。

膝を担当する田中大介医師は、患者本位の治療を実践する。「人工膝関節置換術」においては、傷んだ軟骨のみを換える部分置換と関節全てを換える全置換術から患者の症状に応じて選ぶ。
「20年6月からは、東北以北で初めて手術支援ロボットも導入しており、より精度が高い人工関節手術が可能となっています」と田中医師。

手術支援ロボットは医師がコンピューター制御されたアームを操作するもの。「骨を削る」「関節を設置する」といった動作をあらかじめ設定することで、関節とのバランスや骨を切る角度、人工関節の設置角度などが正確。計画にない動きが生じた場合も自動停止する仕様で安全性も高い。
「手術前後には麻酔科医、内科医などが連携して患者の健康管理に努めています。健康保険も適用される手術方法です」と田中医師。

手術支援ロボットを東北以北で初導入した