ほっかいどうデータベース

アシスト北海道

2021年10月にオフィスのラウンジで撮影した集合写真 

札幌で働きながら大規模ITシステムに携われる

パッケージソフトウェア販売の「アシスト」(本社・東京都千代田区、大塚辰男社長)は、国内外のパッケージソフトを選定し、活用するための技術支援やサービスを提供している。オラクルのデータベースソフトを日本市場に広く普及させたのが同社だ。拠点は全国に広がり、昨年度の売上高は360億円を超える。2020年には、就職や転職のためのプラットフォーム「OpenWork」において「働きがいのある企業ランキング2020」の全国10位にランクインした。 

アシストグループが提供するサービスの中で、パッケージソフトを活用するための技術支援に特化しているのが「アシスト北海道」だ。顧客は全国に約6400社を抱える一方、社員の平均年齢は30歳と若く、札幌に居ながら首都圏以外では経験できないような大規模なITシステムに携わることができる。ITエンジニアとして幅広い知識を身につけることが可能だ。

新入社員は東京のアシスト本社で3カ月間、グループ全体の新人研修を受けることから始まる。この間にビジネスマナーやITの基礎を習得する。合同研修を終え札幌に戻ると、各製品のOJT担当者からマンツーマンでフォローを受けながら、実際にメールや電話で顧客の対応を行う。最初は質問への回答など、簡単な問い合わせからスタートし、2年目以降は過去に事例がない問い合わせにも対応していく。順調にいけば5年を目処に、難しい問い合わせ対応のキャリアを身につけ組織の中核となるポストを与えられていく。

7〜10年で以降の進路を選択できる。技術者を続けITエンジニアとしての技術を極めるか、マネジメントを学び管理する立場で組織運営に携わっていくかだ。

高橋直樹取締役は「ここでは社員と将来のキャリア形成について話し合います。その結果を尊重し、適性や可能性を見て総合的に判断して決めています」と話す。

一方、現在同社ではテレワークと出社勤務を併用する〝ハイブリッド勤務〟を採用しており、業務効率を判断したうえで、月10日間のテレワークも可能だ。「テレワークを希望する場合は、配属後の業務指導もオンラインで行えます。もちろん出社を望む人は、オフィスに出勤してもらって構いません」と高橋取締役。職場は札幌駅直結で利便性も良く、最新のオフィスビルというのも魅力の1つだ。転勤もなく、腰を据えてITエンジニアとして働きたい若者にはぴったりではないだろうか。

若手の人材も多く活躍している
高橋直樹取締役(中央)、佐々木浩平データベース技術部部長(左)と小野寺智士テクニカルサポート部部長
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