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カムイトランスストレージ

多種多様な車両をそろえる

食品輸送を中核に多様化する物流ニーズに応える

近年人気の道産食品を全国へ輸送する「カムイトランスストレージ」。創業は2012年。〝安全・確実・迅速なサービスでお客様を第一に〟をモットーに掲げ、輸送品目は冷凍食品を中心に精肉、鮮魚、生鮮、原料など多岐にわたる。道内業界では珍しく保有する車両のほぼすべてが輸送温度の変更が可能で、ドライ、チルド、フローズンの3温度帯に対応している。

創業以来、業容を拡大し続けている同社だが、大きな特徴が、道産食品輸送の80%が道外への輸送ということだ。

「北海道で生まれ北海道に育てられた企業として、道産品の魅力を全国の消費者に知ってもらいたい」と竹山弘基社長。7月からは道内冷凍食品製造大手の製品をファミリーマートなど道外のナショナルチェーンへ輸送する業務も開始するなど、道産品の全国流通に大きく貢献している。

丁寧な配送品質が広く評価され、近年は食品輸送以外の業務も担っている。例えば7月からは新型コロナウイルスのワクチン輸送を手掛けており、1日当たり車両8台で全道へワクチンを輸送している。

さらに、8月からは海上コンテナ輸送もスタートした。

通常、海上コンテナの全長は20フィートと40フィートが標準規格となっている。このため輸送車両も20と40フィート専用にそれぞれ作られており、サイズが異なる場合は空荷の回送が発生していた。

同社では海上コンテナ輸送への参入と同時に、20〜45フィートに伸縮可能なパクトン社(オランダ)製のトレーラーを道内で先駆けて導入。回送車の削減により輸送効率を大幅に向上し、コストダウンにも成功し〝風穴〟を開けた。

竹山社長は「先行投資を惜しまず多用途の車両を保有することで、フットワーク軽くあらゆる輸送需要に対応できる」と語る。

また、業容の拡大にともない、10月には北広島市内に新たな営業所を開設予定。さらに、大型港湾がある北関東への営業所設立も計画する。

「今後は多様化する輸送ニーズに応えるため、自社で車両の開発も手掛けたい。質の高い物流サービスを提供し、顧客に〝必要不可欠〟と言われる企業であり続けたい」と竹山社長。

パクトン社製のトレーラーは20~45フィートまで伸縮可能
エントランスなどの社屋内にもロゴマークを配置
竹山弘基社長