ほっかいどうデータベース

繁富工務店

知識と技術を駆使し、プラント施設の円滑な稼働に寄与

エンジニアの知識と職人の技を結集
暮らしの〝当たり前〟を守り続ける

産業用機械・電気設備の新設、保守、改良工事を手がける「繁富工務店」。発電所や上下水道施設での工事を数多く手がけ、1949年の創業以来、機械工事、電気工事のプロ集団として社会インフラを守り続けている。

繁富敬史社長は「電気や水といったインフラを維持するお客様とともに、暮らしの〝当たり前〟を守ることが当社の使命」と語る。2018年の北海道胆振東部地震ではブラックアウトの中、社員が各発電所に急行。混乱の最中も使命を果たした。

社員は170人に上り、約140人もの技術者が在籍。巨大なタービンやボイラーといった大型機器を100分の5ミリ単位で正確に据え付ける技術を保有する。エンジニアリングと呼ばれる施工管理者の知恵と、施工を担う職人の技、そして125社に上る道内の協力会社との連携による〝動員力〟を駆使し、コストの圧縮や工期の短縮といった顧客から寄せられる要望に応えている。

各プラント施設の課題解決に向け、技術者一人ひとりの知識と経験に基づいた「技術提案型施工」を実践する同社では、社員教育に注力。また、19年に石狩市で稼働した道内初のLNG火力発電所の建設工事では、主要プレーヤーとして据付工事に参画するなど、新技術の習得にも果敢に挑戦している。

「当社の業務は目に見える製品やサービスではなく、お客様の設備を滞りなく稼働させること。だからこそ技術者一人ひとりが我が社の宝であり、彼らあっての『繁富工務店』です」と繁富社長は社員を誇る。

この10年間は30〜40億円の売り上げをコンスタントに計上。元請けとしての受注割合も増加傾向で、盤石な経営基盤を築く。

一方、脱炭素社会の実現に向けた再生可能エネルギーの推進をはじめ、北海道と本州を結ぶ送電能力の増強など、エネルギー市場は転換期を迎えつつある。

「北海道のインフラ環境は近い将来激変するでしょうが、これを当社が〝100年企業〟となるためのステップと捉えています。長年の施工実績によって培われた当社のコア技術をさまざまな分野に応用し、さらなる成長とお客様の課題解決を目指して参ります」と繁富社長は意気込む。

溶接工事など電気設備工事全般に対応
繁富敬史社長
札幌市中央区の電車通り沿いにある本社社屋