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小鍛冶組

21年4月には大卒を含む8人を採用した

独自の教育体制が強み。北海道に貢献する若手人材を育成

基礎や躯体工事のリーディングカンパニーである「小鍛冶組」。1948年の創業以来、確かな技術力で実績を重ね、今や道内の大規模建設工事や再開発プロジェクトには欠かせない存在。多くの顧客から信頼が厚い。

同社はさまざまなスポーツ支援や地域貢献活動に積極的なことで知られており、今年3月には、北海道コンサドーレ札幌とクラブパートナー契約も結んだ。

2016年に小鍛冶洋介氏が社長に就任。それ以降、売り上げを伸ばしており、20年度は過去最高の28億円に到達している。

「30年に北海道新幹線が札幌に延伸され、この先10年間、北海道の建設業界は需要拡大が見込める。今後も北海道のまちづくりに貢献できる若手社員を積極的に採用していきます」と小鍛冶社長。16年以降新卒採用を継続しており、今春は高卒5人、専門卒1人、初の大卒1人、さらに中途1人の計8人を採用。就任当初55人だった社員数は116人となった。

社員構成は20代以下が全体の約40%を占めるなど、さらに若返った。2月には、ベトナムから6人の技能実習生も受け入れており、多様な人材が活躍する。

その1つとして若い人材を即戦力化できるよう「小鍛冶組アカデミー」と呼ばれる独自のOJTプログラムを確立。社会人マナーやコンプライアンスを指導する座学講座のほか、資材や重機などを用いて、土工事や仮設工事などの実地教育もおこなっている。

「入社2年目以降は、現場代理人や、とび・土工といった現場作業員、重機オペレーターなど本人の意向に沿った方向性に進めるように定期的なヒアリングを実施しています」と小鍛冶社長。もちろんどの部門に進んでも、入社後5年目には建設現場の中心で活躍できるような指導・教育体制を整えている。

また、大手印刷会社「凸版印刷」の協力を得て、VR(ヴァーチャル・リアリティ)を駆使した安全講習も導入。最新技術を活用した教育で、危険に対する感受性をさらに高められる。

このほか、社員のプライベートの充実が仕事にも直結するとの〝想い〟から、家族や友人とも利用できるさまざまな福利厚生の充実にも力を注ぐ。

「当社の武器は人材です。地域貢献だけではなく、社員とその家族にも還元していきたい」と小鍛冶社長は語る。

各種研修など座学も重視している
重機オペレーターになることも可能