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日本アクセス北海道

布施和博社長

総合食品卸として道外での道産品需要喚起にも貢献

 1958年設立の総合食品卸売業。2020年3月期の売上高は902億円で、業界を代表する企業の1つだ。00年に旧会社が合併し新会社を設立。02年に伊藤忠商事を株主とする日本アクセスのグループ入り。一方では、グループでも稀な現地法人として独立性を保ちつつ、北海道に根ざした企業経営をおこなっている。

 ドライ、チルド、フローズンの3つの温度帯すべてを取り扱っているのが強みで、家庭用、デリカ、外食、原料など、ほぼすべての食品市場を網羅する。取引先は、GMS、スーパーマーケット、コンビニなど多岐におよび、イオン、ファミリーマートなどのナショナルチェーンが多いのも特長だ。また居酒屋チェーンや病院給食などのフードサービス事業や、業務用食材の卸売業もおこなっている。

 道内各地への物流網も確立しており、適切な温度管理のもと配送。さらに商品管理能力を生かした共配物流事業にも取り組んでいる。

 布施和博社長が「北海道に育てられた企業として、道産品の魅力を道外の消費者にもっと認識してもらいたい」と話すように、北海道の特産品を道外へ流通させることにも尽力。主に牛乳や乳製品などを運ぶため、1日50㌧程の物量を車両3台の定期便で365日運行させているのは特筆に値するだろう。また、全国各地で「道産品フェア」などを企画。道外での売上高40億円のうち15億円を道産品フェアが占めている。道産品の道外での需要掘り起こしに一役も二役も買っている。

 高齢化などによって物流業界も変革期に入っているが、布施社長は「IT化の流れなどもあり、物流機構そのものを変えるような革新をしていきたい」と次世代を見据える。

 今年4月には20周年を迎え、アイスクリームやチーズまんといった北海道ならではのPB商品を発売した。これは近年にない取り組みで「北海道の良さを道外に知ってもらえるよう、今後も商品開発をしていきたい」と布施社長は意欲的に語った。

日本アクセス北海道本社
北海道MILK+アイスクリーム(左)と濃厚のびーるチーズまん