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北海道文教大学

渡部 俊弘 学長
(わたなべ・としひろ)1952年日高管内門別町(現日高町)生まれ。77年東京農業大学農学部卒業。79年同大大学院修士課程修了。北海道栄養短期大学助手、講師などを経て89年東京農業大学生物産業学部食品科学科講師、2000年同大教授に就任。東京農大バイオインダストリー社長などを経て14年同大副学長に就任。18年北海道文教大学学長に就任。博士(農芸化学)。

国際学部開設でポストコロナの変革に備えた国際人を育成

――道内の大学では初の国際学部開設となりました。

渡部 変化する国際社会で活躍し、北海道の国際化を推進する人材を育成します。今まさに世界がコロナ禍で大きく変化しつつある時、広い視野とコミュニケーション能力を備えた人材は、さまざまな分野から求められています。
国際教養学科ではリスニングとスピーキングを重点に英語、中国語ほか諸外国語を身につけ、世界の文化、歴史、政治・経済などを幅広く学びます。また、北海道を再発見して世界へ発信する〝北海道スタディーズ〟をニセコ国際研修など実地体験も含めたカリキュラムとします。
国際コミュニケーション学科では海外語学研修を含め、多文化社会で活躍するための異文化コミュニケーション能力を養います。両学科ともに国際経験豊かな外国人講師を新たに招いており、加えて外交官や国連職員と共にSDGs(持続可能な開発目標)や国際支援を考える講座も設けています。
国際学部スタートの2021年を「SDGs」元年と位置付け、ポストコロナ新時代に向けて健康や食生活を考える研修会を開催しています。国連で働くことを目標にしている新入生もおり、大いに期待しています。学部横断教育を実施して人間科学部の学生も国際的な教育を受けられ、看護師など国際感覚を持った学生を育てたいと思っています。

――コロナ禍対策でも先進的取り組みがありました。

渡部 当初から安全・安心のためにさまざまな対策を講じておりますが、マスク着用や手洗いの励行では限界もあることから、建物の壁から床、什器・備品に至るまで大学を〝まるごと〟抗菌コーティングする抗菌試験機関団体(SIAA)認証(写真参照)の加工を行いました。抗菌・抗ウイルス性能があって持続性も高いシリカ(珪素)水の塗布で24時間安心・安全環境を保持しています。また、講義や行事は状況に応じて対面とオンラインのハイブリッド方式で進めています。5月のオープンキャンパスは人数を制限し、希望の多かった対面で実施し好評でした。
これらの対策も含め、今後はより安心・安全に配慮した環境を整え、新たな役割に挑戦してニューノーマルの新時代に向かわなければなりません。

――22年は鶴岡学園創設80周年を迎えます。

渡部 12年の70周年では、鶴岡記念講堂や図書館、高層の6号館といった施設整備を進めました。今度の80周年はアフターコロナに備えてソフト面の充実に力を入れていきたいと考えています。今年3月には、共に創設者として鶴岡トシ先生を支えた伴侶・新太郎先生が残された料理本の復刻版を、現代のレシピを併記した形で80周年記念出版とし、テキストとしても使っています。

――附属高校がキャンパス内に移転・開校しました。

渡部 札幌市南区藤野からの移転で、これを機に校名を北海道文教大学明清高等学校から北海道文教大学附属高等学校と改めました。高大接続がより強化されると思います。

――就職実績、資格取得試験の成績は。

渡部 就職は20年で全学平均99・8%。5学科が100%でした。国家試験、教員免許も作業療法士の100%をはじめ好成績でした。

JR恵庭駅から徒歩8分とアクセスが良好
SIAA抗菌・抗ウイルス・消臭・防臭施工証明書