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本記事で比較するプライオリティ・パス付きクレジットカード7枚は、年会費11,000円から55,000円の範囲にあります。金額の差は、無料で使える回数と、同伴者を連れたときの料金と、空港の飲食店を使えるかどうかに現れます。
年5回で足りるなら年会費11,000円のカードが候補に入ります。回数を気にせず使いたい場合は、回数の制限がないと公式に書かれたカードが必要です。
同伴者を毎回1人連れるなら、金額を公表している6枚では1回あたりUS$35か2,200円が上乗せされます。残る1枚は金額の案内がありません。
本記事で比較する申込可能なカードは7枚です。選んだ基準は、自分から申し込めること、無料回数・同伴者料金・対象施設・家族会員の4条件をすべて公式ページで確認できることの2つです。
プライオリティ・パスに登録できるカードはこの7枚に限られません。アメリカン・エキスプレスのように対象カードを公表している発行会社もあります。ここでは上の基準を満たした7枚を並べ、あわせて招待制の2枚にも触れます。
条件は2024年12月から2025年12月にかけて動きました。会員証が物理カードからスマートフォンへ移り、国内の飲食店を無料対象から外す発行会社も出ています。

プライオリティ・パスで無料になるのは「ラウンジ」で、飲食店は別扱い
プライオリティ・パスは、世界143の国々、600を超える都市にある1,900以上の空港ラウンジとエクスペリエンスを利用できるサービスです。運営元はPriority Pass Limitedが担っています。
ここで押さえたいのは、施設が「ラウンジ」だけではないことです。運営元は「お食事」「リフレッシュ」といったカテゴリーの加盟店も用意しています。空港のレストランやスパがこれに当たります。
そして、この飲食系の施設を無料で使えるかどうかは、カードの発行会社によって変わります。楽天プレミアムカードは公式に「無料で利用できる施設は国内・国外のラウンジのみ」と書いており、「お食事」「リフレッシュ」「ご休憩」のカテゴリーは対象外です。三菱UFJニコスも、付帯するプライオリティ・パスは空港ラウンジのみで、空港内のレストランやスパは利用できないと案内しています。
一方でセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは、利用可能施設として「海外/国内空港ラウンジ」と「お食事/リフレッシュ」の両方を挙げています。同じプライオリティ・パスという名前でも、使える範囲は同じではありません。
会員プランは3種類あり、無料になる回数がプランで違う
Priority Passの公式サイトで居住地を日本にすると、会員プランが3つ表示されます。年会費と、会員本人が1回ラウンジを使うときの料金が段階的に変わります。
| 会員プラン | 年会費 | 会員本人の各回利用料金 | 同伴者の各回利用料金 |
|---|---|---|---|
| スタンダード | US$99(ひと月あたりUS$8.25) | US$35 | US$35 |
| スタンダード・プラス | US$329(ひと月あたりUS$27.42) | 10回まで無料、以降は1回あたりUS$35 | US$35 |
| PRESTIGE | US$469(ひと月あたりUS$39.08) | 無料 | US$35 |
金額はPriority Pass公式サイトで居住地を日本として表示したときの2026年7月時点の記載です。
カード付帯の条件は、このプランに発行会社の上乗せが加わって決まります。楽天プレミアムカードが付与するのはスタンダードプランで、公式にも「US$99、1回利用当たりUS$35」と書かれています。
直接入会のスタンダードは会員本人も毎回US$35です。これに対して楽天プレミアムカードは、本人分を年5回まで無料としています。プラン名が同じでも、発行会社が無料枠を付けているぶんだけ条件が変わります。
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードはプレステージです。エポスプラチナカードは公式FAQで「有効期限内であれば利用無制限」と案内しており、本人の利用が無料という点はPRESTIGEと同じ水準にあたります。
掲載7枚の範囲では、カードの年会費が高いほど付与されるプランの等級も上がる傾向が見られます。もっともプラン名だけでは本人の負担が決まらないため、発行会社の無料回数とあわせて見る必要があります。
会員証を見せても満席なら入れない
ラウンジと加盟店は、Priority Passではなく第三者の組織が所有して運営しています。2026年3月26日発効の利用条件には、会員資格の証明を提示してもラウンジの利用が保証されるわけではなく、定員数によって利用できない場合があると書かれています。
入場の可否、同時に入れる人数、提供する設備、開店と閉店の時刻、滞在できる時間、超過料金は、いずれもラウンジ側の決定です。Priority Passは影響力を持たないと明記されています。公式の入会ページにも「空席状況により、ラウンジをご利用いただけない場合があります」と書かれています。
利用に必要なものは3つです。有効な会員資格の証明1枚、有効な搭乗券1枚、そしてラウンジ側が求める場合はパスポートや運転免許証などの身分証明書です。会員証の写真やカード番号の提示は代替として認められません。
ヨーロッパでは、空港内のシェンゲン協定の対象エリアにあるラウンジや加盟店もあります。この場合、シェンゲン協定加盟国の間を移動する人以外は利用できません。一部のラウンジでは少額の手数料で事前予約ができ、予約はログイン後に申し込む仕組みです。
プライオリティ・パス付きクレジットカード7枚の比較表【2026年7月時点】
年会費の下限は11,000円、上限は55,000円です。同じサービス名でも、無料回数と同伴者料金と対象施設はカードごとに違います。
| カード名 | 年会費(税込) | 本人の無料利用回数 | 同伴者1名あたりの料金 | 家族会員のプライオリティ・パス | 国内のお食事・リフレッシュ |
|---|---|---|---|---|---|
| 楽天プレミアムカード | 11,000円 | 年5回まで(6回目以降は1回US$35) | 1回US$35 | 申し込めない | 対象外 |
| UCプラチナカード | 16,500円 | 年6回まで | 公式に金額の案内なし | 付帯する | 対象外 |
| 三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 22,000円 | 公式に上限の案内なし | US$35 | 申し込める | 対象外 |
| JCBプラチナ | 27,500円 | 公式に上限の案内なし | 2,200円 | 会員カードを発行できない | 対象外 |
| エポスプラチナカード | 30,000円(年間100万円以上の利用または招待で20,000円) | 有効期限内は無制限(有効期限1年) | US$35(デジタル会員証の場合) | 公式に案内なし | 公式に案内なし |
| セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 33,000円 | 回数の制限なし | US$35 | 登録できない | 利用できる |
| 三井住友カード プラチナ | 55,000円 | 回数制限なく無料 | 1名につきUS$35 | 公式に案内なし | 対象外 |
表で読み分けたいところが2つあります。1つは「公式に上限の案内なし」と「回数の制限なし」が別だという点です。
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードとJCBプラチナは、無料で使える回数の上限を公式ページに書いていません。回数の制限がないと公式に述べているのは、セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード、三井住友カード プラチナ、エポスプラチナカードの3枚です。
ただしエポスプラチナカードの無制限には有効期限が付きます。公式FAQは、有効期限内であれば利用無制限で、有効期限は1年としています。
もう1つ、同伴者料金の通貨が分かれます。円建てはJCBプラチナの2,200円(税込)だけです。
残る5枚は米ドル建てで、金額はいずれもUS$35です。金額の案内がないのはUCプラチナカードの1枚で、公式サイトにも公式FAQにも同伴者料金が示されていません。内訳は後の章で扱います。
米ドル建ての換算方法は発行会社で違います。楽天カードとセゾンカードは各国際ブランドの決済為替レートで換算し、別途海外事務手数料が発生すると案内しています。三菱UFJニコスは、アメリカン・エキスプレスが定めた2.0%の外貨取扱手数料を適用レートに含むと案内しています。
カードに付いてくる場合と、自分で入会する場合の費用

直接入会なら、プライオリティ・パスの年会費はUS$99からUS$469です。プランを自分で選べて、カードの解約に影響されません。
カード付帯の場合、プライオリティ・パスの年会費は会員本人にかかりません。直接入会ならPRESTIGEはUS$469ですが、カード付帯であればこの年会費を会員本人が払わずに済みます。
代わりに条件が3つ付きます。1つ目は、プランと無料回数をカード会社が決めることです。楽天プレミアムカードのように、プレステージではなくスタンダードプランを付与し、本人の無料回数を年5回に区切る設計もあります。
2つ目は、申し込み窓口が指定されることです。エポスカードは「プライオリティ・パス社のホームページからお申し込みをした場合は有料となります」と明記しています。
三菱UFJニコスも、Priority PassのWEBサイトから申し込むと無料で利用できないため会員専用サービスから手続きするよう案内しています。窓口を間違えると、無料の付帯特典が有料の個人契約に変わります。
3つ目は、カードをやめると会員資格も終わる点です。Priority Passの利用条件には、決済カード発行会社との関係が解約された場合、その解約の有効日をもって会員資格の証明も解約になると書かれています。
無効な証明でラウンジを使った場合は代金が請求されます。三菱UFJニコスも、退会後にアカウントの解約までの間に利用が発生した場合は会員が利用料金を負担すると案内しています。
年に1回か2回しか空港ラウンジを使わない人の場合です。直接入会のスタンダードはUS$99で、1米ドル150円なら約14,850円にあたります。年会費11,000円のカードは、この金額を下回る負担で年5回の無料枠を持てる設計です。
直接入会とカード付帯は、単純に利用回数だけで有利不利が決まるわけではありません。カード付帯は対象カードを持ち続けることが前提で、解約すれば会員資格も終わります。直接入会はカードの解約に左右されない代わりに、年会費を自分で負担します。
費用を比べるなら、カードの年会費、そのカードの他の特典、無料で使える施設の範囲まで含めて見る必要があります。
年会費11,000円から55,000円。7枚それぞれの条件
同じプライオリティ・パスでも、無料回数と同伴者料金と対象施設は7枚すべてで組み合わせが違います。年会費の低い順に条件を並べます。
楽天プレミアムカード(年会費11,000円)
年会費は11,000円(税込み)です。ETCカードの年会費は無料で、家族カードは1枚あたり550円(税込み)です。付与されるプライオリティ・パスはスタンダードプランで、公式ページには通常年会費US$99、1回利用当たりUS$35と書かれています。
本カードの本人は年間5回まで無料で、6回目以降は1回あたりUS$35です。同伴者は1人1回あたりUS$35です。この料金は2025年1月15日時点のもので、変更があるときは運営元のPriority Pass (A.P.) Limited社から告知されます。
回数を数える起点が公式FAQに書かれています。デジタル会員証の発行日を基準に1年間で数える方式です。4月始まりや暦年ではありません。
無料で使える施設は国内・国外の「ラウンジ」のみです。「お食事」「リフレッシュ」「ご休憩」のカテゴリーに分類される施設は使えません。空港のレストランを想定している場合、このカードは条件に合いません。
手続きは、カードを受け取ってから楽天e-NAVIで別途申し込みます。有効期限は発行日から1年で、自動では更新されません。
発行から1年後に失効するため、失効後にもう一度申し込む必要があります。家族カード会員はプライオリティ・パスを申し込めません。
国内の空港ラウンジについては別枠のサービスがあります。楽天ゴールドカード、楽天プレミアムカード、楽天ブラックカードと当日の航空券または半券を提示すると無料で使えます。楽天ゴールドカードは年2回までです。
年間の海外渡航が2回までで、使うのはラウンジだけという人に向いています。往復で数えると年4回にとどまり、無料枠に1回分の余裕が残ります。
UCプラチナカード(年会費16,500円)
家族会員も自分のプライオリティ・パスを持てる設計です。年会費は本会員16,500円(税込)、家族カードは1枚あたり3,300円(税込)です。
プライオリティ・パスは年間6回まで無料で使えます。公式ページには世界1,300箇所以上の海外空港ラウンジを使えると案内があります。
家族会員の扱いが7枚のなかで分かれます。公式ページは「家族会員の方にもプライオリティパスが付帯」と明記しています。楽天プレミアムカードとJCB、セゾンプラチナは家族側で持てないため、この点は条件が異なります。
対象施設は2025年に変わりました。2025年2月28日の告知で、日本時間2025年4月1日正午より無料で使える施設が国内の「ラウンジ」施設と海外のすべての提携施設になりました。国内の「お食事」「ご休憩」「リフレッシュ」施設は無料の対象から外れています。
国内主要空港内のラウンジは、プライオリティ・パスとは別のカード付帯サービスとして無料で使えます。同伴者1名あたりの料金は、公式サイトと公式FAQのいずれにも金額の案内がありません。
家族と2人で年に数回ずつ海外へ出る使い方なら、家族カード3,300円で両方がプライオリティ・パスを持てる構成が候補になります。
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード(年会費22,000円)
本人会員だけでなく、家族会員とビジネスカードの使用者もプライオリティ・パスを申し込めます。年会費は本人会員22,000円(税込)です。家族会員は1名無料で、2人目より1名につき3,300円(税込)です。
登録型リボによる年会費優遇の案内もあります。
家族会員がWEBから申し込む場合は、事前に会員専用WEBサービスへの登録が要ります。本人のIDでログインして手続きします。
対象施設の限定がはっきり書かれています。公式ページには、三菱UFJニコスおよび同社フランチャイズのプラチナカードに付帯するプライオリティ・パスは空港ラウンジのみとあります。通常のプライオリティ・パスで提供されている空港内のレストランやスパは使えません。
会員証は物理カードが終了しました。プラスチック型の会員カードは2025年1月31日をもって有効期限にかかわらず取り扱いが終わり、2025年2月1日以降は使えません。
デジタル会員証は2024年12月2日から発行が始まっています。有効期限は4年で、期限は自動更新されます。デジタル会員証に登録した名前と搭乗券の名前は一致している必要があります。
同伴者の利用は有料で、金額はPriority Pass AP Limited所定のため変更となる場合があります。受付では利用人数分の会員証を提示します。
提示がない人は同伴者として数えられて料金が発生します。同伴者も当日の搭乗券または航空券の提示が要ります。
無料で使える回数の上限は公式ページに書かれていません。家族カード1名分が無料で、家族側もプライオリティ・パスを持てます。ここを重く見る人の選択肢です。
JCBプラチナ(年会費27,500円)
同伴者料金が円建てなのは、7枚のうちこの1枚だけです。1名につき2,200円(税込)で、為替レートの影響を受けません。年会費は27,500円(税込)です。
家族カードは1名無料で、2人目より1名につき3,300円(税込)です。
JCBでは対象カードの範囲に注意が要ります。公式FAQ(2026年7月15日更新)で対象が示されています。申し込める個人カードはJCBザ・クラス、JCBプラチナ、JCBゴールド ザ・プレミアの3種類です。
JCBゴールドは含まれません。名前が似ているJCBゴールドとJCBゴールド ザ・プレミアで扱いが分かれます。
対象者は本会員および同伴者です。家族会員はプライオリティ・パスの会員カードを発行できません。
会員証の方式も他社と違います。JCBの案内には「アプリによるデジタル会員証は非対応です」と書かれています。
国内の「お食事」「リフレッシュ」「休憩」等に該当する施設は使えません。利用できるのは世界146ヵ国・地域、1,800ヵ所以上で、案内は2025年11月現在の情報です。
申し込みは会員専用WEBサービスから行い、手順はカードの種類によって変わります。同伴者を毎回連れる予定があり、円建てで費用を把握したい人に合う1枚です。
エポスプラチナカード(年会費30,000円)
年会費は3通りに分かれます。エポスカードからの招待は20,000円(税込)、年間の利用額が100万円以上なら翌年以降20,000円(税込)、それ以外は30,000円(税込)です。年間利用額には集計の対象外となる利用があり、ポイント利用分やキャッシング利用分は含まれません。
招待には有効期限があります。年会費は貯まったポイントで支払えますが、一部のみの支払いはできません。
プライオリティ・パスには無料で登録できます。公式ページには、世界146ヵ国600以上の都市で1,800か所以上の空港ラウンジが無料と書かれています。
公式FAQは、有効期限内であれば利用無制限としています。有効期限は1年で、期限が切れたらエポスNetから新規で申し込み直します。
2つの制限が公式に明記されています。1つは、エポスカードから提供しているプライオリティ・パスではプライオリティ・レーンを使えないことです。もう1つは提示の使い分けです。
プラチナカードの提示で同伴者1名が無料になる対象の空港ラウンジでは、プライオリティ・パスではなくプラチナカードのみを提示します。ここでプライオリティ・パスを出すと、同伴者分の空港ラウンジ利用料を請求される場合があります。
申し込み窓口はエポスNetです。プライオリティ・パス社のホームページから申し込むと有料の扱いに変わります。
同伴者の料金は公式FAQ(2025年10月9日更新)に記載があり、デジタル会員証の会員は同伴者1人につきUS$35です。ラウンジの受付では必ず同伴者の人数の確認があり、人数を確かめてサインする流れです。
年間の利用額が100万円以上になる人なら、翌年以降の年会費20,000円で、有効期限内は回数無制限のプライオリティ・パスを持てます。
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード(年会費33,000円)
空港のレストランやスパまで無料で使える範囲を持つのが、この1枚です。年会費は33,000円(税込)、家族カードは3,300円(税込)となっています。
提供されるプランはプレステージです。プライオリティ・パスの年会費と施設利用料金はどちらも無料で、利用回数の制限は公式の表に「無制限」と書かれています。
公式に施設範囲を明記している6枚のなかで、範囲がもっとも広いのがこのカードです。利用可能施設は「海外/国内空港ラウンジ」と「お食事/リフレッシュ」の両方に及びます。国内の空港レストランを使いたい人には、この条件が判断材料です。
飲食系の施設には条件が付きます。運営元のサービス内容変更により、日本国内のお食事・リフレッシュを使うときは出発3時間以内の搭乗券が必要です。
さらに、入店時間から6時間以内に再度利用することはできません。満席や貸切で使えない場合や、施設ごとの利用制限がある場合もあります。
同伴者は1名につきUS$35です。家族カードではプライオリティ・パスを登録できません。
上位のセゾンダイヤモンド・アメリカン・エキスプレス・カードは同伴者1名が無料で、2名以降が1名につきUS$35、家族カードの登録も可能という条件です。同じ発行会社でもグレードで差が付きます。
有効期限は5年で自動更新されます。申し込みはインターネットサービスまたはスマートフォンアプリから行い、招待コードを受け取って登録する流れです。回数を気にせず、空港の飲食店も使いたい人に向いています。
三井住友カード プラチナ(年会費55,000円)
申し込み対象は原則として満30歳以上で、本人に安定継続収入のある方とされています。このカード独自の審査基準により発行されます。年会費は本会員55,000円(税込)で、家族会員は無料です。
本人の利用については、2025年4月の改定案内に「ご本人のご利用につきましては今までとおり回数制限なく無料でご利用いただけます」と書かれています。同伴者料金は改定前が1名につきUS$29、改定後が1名につきUS$35です。
対象施設は2024年12月27日の追加記載で整理されました。使えるのは国内の「ラウンジ」施設と、国外の「ラウンジ」「お食事」「リフレッシュ」施設です。
国内の「お食事」「リフレッシュ」施設は対象から外れます。海外では飲食系も使え、国内はラウンジだけという線引きです。
会員証は2025年4月以降、専用カードからデジタル会員証に変わりました。デジタル会員証の受付は2025年3月24日に始まっています。
専用カードは届くまで約3週間かかっていましたが、デジタル会員証は会員登録の完了後すぐ使えます。手元の専用カードは有効期限内ならそのまま使えます。
申し込み方法も変わりました。改定前はメンバーズセレクションでプライオリティ・パスを選ぶ方式で、改定後は専用ページから申し込む方式です。なお、三井住友カード プラチナ(FS)と三井住友カード プラチナ(FSハローキティ)はこの改定の対象ではありません。
家族会員の年会費が無料で、本人の回数に制限がない構成を求める人の候補になります。
招待制のJCBゴールド ザ・プレミアとJCBザ・クラス
JCBには招待制のカードが2つあります。JCBゴールド ザ・プレミアとJCBザ・クラスです。
どちらも自分から申し込むことはできませんが、招待の条件は同じではありません。JCBゴールド ザ・プレミアについては公式FAQが条件を示しています。
対象は、JCBゴールドのショッピング利用合計が2年連続で100万円(税込)以上、または1年間で200万円(税込)以上の会員です。あわせて、招待の年の1月末日までにMyJCBへ受信可能なメールアドレスを登録している必要があります。集計期間は12月16日から翌年12月15日までで、案内は毎年2月下旬から3月上旬にメールで届きます。
JCBザ・クラスは条件が公表されていません。公式FAQには「ご招待基準については、あいにく非公開とさせていただいております。」と書かれており、申し込みができる時期の案内もありません。
プライオリティ・パスの条件は本会員が無料で、同伴者の扱いに差があります。JCBゴールド ザ・プレミアは同伴者1名につき2,200円(税込)です。JCBザ・クラスは同伴者1名まで無料で、2名以上は1名につき2,200円(税込)です。
JCBザ・クラスの同伴者1名無料には注意点が公式に書かれています。この無料はJCB独自のサービスのため、ラウンジでは案内されません。同伴者の設定がないラウンジでは1名無料が適用されず、2,200円での利用もできません。
もう1つ、JCBザ・クラスのメタルカードではプライオリティ・パスを申し込めません。この場合はJCBザ・クラスカードで申し込みます。
招待を受けている人にとっては、同伴者1名分の2,200円が無料になるかどうかの違いです。年に6回同伴者を連れるなら13,200円の差にあたります。
年間の利用回数から候補を絞る

年会費の差を判断する材料は、まず年間に何回ラウンジへ入るかです。渡航の回数から逆に見ると候補が絞れます。
年5回で足りる場合
年間の海外渡航が2回なら、往路と復路で1回ずつ使って年4回です。楽天プレミアムカードの年5回は、この使い方なら1回分の余裕が残ります。年会費11,000円は7枚のなかで最も低い金額です。
渡航が年3回になると、往復で年6回に届きます。この時点で無料枠を1回超える計算です。
6回目以降は1回あたりUS$35がかかります。1米ドル150円で計算すると1回あたり約5,250円で、海外事務手数料も別に発生します。年8回まで使うと超過3回分で約15,750円になり、年会費との合計は約26,750円です。
この金額はJCBプラチナの年会費27,500円に近づきます。回数が読めない人は、超過料金のない設計のカードも候補に入れて、同伴者料金や対象施設とあわせて比べる形です。
年6回前後を使う場合
UCプラチナカードの無料枠は年6回です。年会費16,500円で、家族カードは1枚あたり3,300円です。家族会員にもプライオリティ・パスが付帯するため、2人で使うと無料枠は本人分と家族分に分かれます。
本人16,500円に家族カード3,300円を足すと、2人分の年会費は19,800円です。1人あたり9,900円で、年会費11,000円のカードを2枚持つより下がります。
家族会員に本会員とは別の年6回枠があるかどうかは、公式ページに明記がありません。2人合計で何回使えるかは公式の記載から確定できません。
回数の上限が案内されていないカード
三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードとJCBプラチナの2枚は、無料で使える回数の上限を公式ページに書いていません。これは無制限だと公表されている状態とは違います。
回数の制限がないと明記されているのは3枚です。セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは公式の表に「無制限」、三井住友カード プラチナは「回数制限なく無料」と書いています。
エポスプラチナカードは公式FAQで「有効期限内であれば利用無制限」としています。
年20回、30回と使う前提なら、この3枚が条件を満たします。エポスプラチナカードは有効期限が1年で、期限が切れたらエポスNetから新規で申し込み直す仕組みです。
ただし、いずれも本人の利用についての記載です。同伴者はセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード、三井住友カード プラチナ、エポスプラチナカードのいずれも1名につきUS$35で、こちらは回数ぶん積み上がります。
回数を数える起点は、公式に書かれているカードが限られる
「年5回」「年6回」は、いつからいつまでの5回なのかで実際の使い勝手が変わります。この集計期間をプライオリティ・パスについて公式に示しているのは、7枚のうち楽天プレミアムカードです。
楽天カードの公式FAQには、利用回数のカウントはデジタル会員証の発行日を基準に1年間で行うと書かれています。起点が発行日のため、満了日は発行した日によって変わります。暦年でも4月始まりでもありません。
UCプラチナカードの年6回については、集計期間の記載を公式ページで確認できません。旅行の時期と枠が戻る時期がずれる可能性は残ります。
同伴者を連れて使うと、1人ごとに料金がかかる

Priority Passの利用条件には、ラウンジおよび加盟店の利用はお1人様1回ごとに料金が発生すると書かれています。料金が適用されるかどうかは会員プランによります。同伴者は会員と同時に登録して入室する必要があります。
同伴者料金はUS$35と2,200円に分かれる
7枚のうち金額が公表されているのは6枚で、そのうち5枚が米ドル建てです。
楽天プレミアムカードが1人1回あたりUS$35、エポスプラチナカードが1人につきUS$35です。セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード、三井住友カード プラチナ、三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードも1名につきUS$35と案内しています。
JCBプラチナとJCBゴールド ザ・プレミアは1名につき2,200円(税込)です。JCBザ・クラスは1名まで無料で、2名以上が1名につき2,200円です。UCプラチナカードは公式サイトと公式FAQのいずれにも金額の案内がありません。
米ドル建てと円建ての違いは請求額に出ます。換算の方法は発行会社ごとに違い、楽天カードとセゾンカードは各国際ブランドの決済為替レートで換算したうえで海外事務手数料が別に発生すると案内しています。円換算日が実際の利用日と前後する場合もあります。
1米ドル150円ならUS$35は約5,250円で、JCBの2,200円との差は1回あたり約3,000円です。同伴者を年6回連れるなら、この差は年間で約18,000円に達します。
人数の数え方でトラブルが起きやすい
三菱UFJニコスの公式ページには、ラウンジ受付で利用人数分のプライオリティ・パス会員証を提示するよう書かれています。提示がない人は同伴者として数えられ、料金が発生します。
エポスカードの公式FAQには、ラウンジの受付で必ず同伴者の人数の確認があり、人数を確認のうえサインする流れだと書かれています。楽天カードの公式ページも、同伴者の人数は利用明細または電子機器のパネルに記載され、人数を確認して了承した時点で請求内容が確定すると案内しています。一度確定するとキャンセルできません。
エポスプラチナカードには、もう1つ提示の使い分けがあります。プラチナカードの提示で同伴者1名が無料になる対象ラウンジでは、プライオリティ・パスではなくプラチナカードのみを提示します。ここでプライオリティ・パスを出すと同伴者分の利用料を請求される場合があります。
JCBザ・クラスの同伴者1名無料にも同じ性質の注意があります。ラウンジ側に同伴者の設定がなければ適用されないため、受付でこの枠を前提にすると計算が変わります。
家族カードでプライオリティ・パスを持てるかはカード会社で違う

同伴者料金を払わずに2人で使う方法のひとつが、家族側もプライオリティ・パスを持つことです。ほかに、同伴者1名までを無料とする設定を持つカードもあります。家族側で持てるかどうかは7枚で分かれます。
| カード名 | 家族会員のプライオリティ・パス | 家族カード年会費(税込) |
|---|---|---|
| UCプラチナカード | 付帯する | 1枚あたり3,300円 |
| 三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 申し込める | 1名無料、2人目より1名につき3,300円 |
| 楽天プレミアムカード | 申し込めない | 1枚あたり550円 |
| JCBプラチナ | 会員カードを発行できない | 1名無料、2人目より1名につき3,300円 |
| セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 登録できない | 3,300円 |
エポスプラチナカードと三井住友カード プラチナは、家族会員のプライオリティ・パスについて公式ページに案内がありません。エポスプラチナカードは家族カードの案内もなく、プラチナ会員またはゴールド会員からの紹介で家族も年会費永年無料でゴールドカードに申し込める仕組みです。通常のゴールドカードの年会費は5,000円です。
セゾンについては上位グレードで扱いが変わります。セゾンダイヤモンド・アメリカン・エキスプレス・カードは家族カードの登録が可能で、同伴者は1名無料、2名以降が1名につきUS$35です。同じ発行会社の同じサービス名でも、グレードで条件が入れ替わります。
国内の空港レストランやリフレッシュ施設は、対象外のカードが多い
7枚のうち、国内の空港レストランを無料で使えると公式に書いているのは1枚です。ラウンジ以外に「お食事」「リフレッシュ」というカテゴリーの加盟店があり、空港のレストランやスパがこれに当たります。
| カード名 | 無料で使える施設の範囲(公式表記) |
|---|---|
| セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 海外/国内空港ラウンジと、お食事/リフレッシュ。国内のお食事・リフレッシュは出発3時間以内の搭乗券が必要で、入店から6時間以内の再利用は不可 |
| 三井住友カード プラチナ | 国内は「ラウンジ」施設のみ。国外は「ラウンジ」「お食事」「リフレッシュ」 |
| UCプラチナカード | 国内は「ラウンジ」施設のみ。海外はすべての提携施設 |
| 楽天プレミアムカード | 国内・国外の「ラウンジ」のみ。「お食事」「リフレッシュ」「ご休憩」は対象外 |
| 三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 空港ラウンジのみ。空港内のレストランやスパは対象外 |
| JCBプラチナ/JCBゴールド ザ・プレミア/JCBザ・クラス | 国内の「お食事」「リフレッシュ」「休憩」等に該当する施設は対象外 |
エポスプラチナカードは、この範囲について公式ページに記載がありません。同ページには、エポスカードから提供しているプライオリティ・パスではプライオリティ・レーンを利用できないという別の限定が書かれています。
エポスプラチナカードは公式ページに記載がないため、可否をここで断定できません。
そのセゾンにも条件が付きます。運営元のサービス内容変更により、日本国内のお食事・リフレッシュを利用するときは出発3時間以内の搭乗券が必要で、入店から6時間のあいだは同じ施設を使い直せません。
空港ファストトラックについても、利用の可否は加盟店の単独の裁量です。使われなかった予約は自動的に失効し、払い戻しやクレジットの発行はできません。
国内空港のカードラウンジとプライオリティ・パスは別のサービス
「年5回まで無料」と聞いて、国内の空港ラウンジも含めて数える人がいます。国内の空港にある「カードラウンジ」は、プライオリティ・パスとは別の付帯サービスです。混同すると、無料になる回数の見積もりがずれます。
違いは3つあります。1つ目は申し込みの要否です。
JCBの案内では、国内の空港ラウンジサービスは事前の申し込みなく利用でき、カードと当日の搭乗券または航空券を提示すれば使えます。プライオリティ・パスは会員専用WEBサービスからの別途申し込みが必要です。
2つ目は回数の数え方です。JCBの公式FAQ(2026年7月29日更新)では、国内空港ラウンジサービスの無料利用回数が示されています。
カード番号が354から始まるビジネスカードとJCB 奏は年6回まで、それ以外は制限なしという扱いです。集計期間は4月1日から翌年3月31日までの1年間です。
この年6回の対象カードは、本会員と家族会員がそれぞれ年6回使えます。7回目以降は各ラウンジが定める一般料金での利用となり、一部は対象になりません。1回の搭乗では出発地と到着地のいずれかで1回限りで、乗り継ぎの場合は各搭乗区間につき1回です。
3つ目は併用の扱いです。同じJCBのFAQには、プライオリティ・パスを持っている場合、その提携ラウンジは別途使えると案内があります。2つの枠は独立しています。
UCプラチナカードも、国内主要空港内のラウンジをプライオリティ・パスとは別枠で無料利用できます。楽天カードは、楽天ゴールドカード・楽天プレミアムカード・楽天ブラックカードと当日の航空券または半券の提示で国内空港ラウンジを無料としています。楽天ゴールドカードは年2回までという条件付きです。
国内線が中心で、国内のプライオリティ・パス提携施設を使う予定もないなら、判断材料はプライオリティ・パスの条件よりカードラウンジの条件です。年会費の考え方は、クレジットカードおすすめ30枚を比較で年会費が無料になる条件と基本還元率から整理しています。
2024年12月から2025年12月にかけて変わった条件
プライオリティ・パスの条件は、この1年半で複数の発行会社が続けて変更を告知しました。古い情報のまま候補を選ぶと、対象施設と会員証の方式がずれます。
| 告知・適用の日付 | 発行会社 | 変更内容 |
|---|---|---|
| 2024年12月27日(追加記載) | 三井住友カード | 対象施設を、国内は「ラウンジ」施設、国外は「ラウンジ」「お食事」「リフレッシュ」施設に整理。国内の「お食事」「リフレッシュ」は対象外 |
| 2024年12月2日(発行開始) | 三菱UFJニコス | デジタル会員証の発行を開始 |
| 2025年1月31日(終了) | 三菱UFJニコス | プラスチック型の会員カードを有効期限にかかわらず取り扱い終了。2025年2月1日以降は利用不可 |
| 2025年2月28日(告知)/2025年4月1日正午(適用) | UCカード | 無料利用可能施設を国内の「ラウンジ」施設と海外のすべての提携施設に変更。国内の「お食事」「ご休憩」「リフレッシュ」は無料対象外 |
| 2025年3月24日(受付開始)/2025年4月1日(切替・告知上は予定) | 三井住友カード | 会員証を専用カードからデジタル会員証へ変更。同伴者料金を1名US$29から1名US$35へ。本人は回数制限なく無料を継続 |
| 2025年8月25日(告知)/2025年9月12日(記載改善) | セゾンカード | 同伴者料金を4,400円(税込)からUS$35へ。有効期限を3年から5年へ。プラン・年会費・対象施設・施設利用料金・回数制限は変更なし |
| 2025年10月30日17:00(申込期限)/2025年12月1日(切替) | セゾンカード | 会員カードの申し込みを締め切り、2025年12月1日以降はデジタル会員証のみ利用可能 |
この表から見えるのは2つの流れです。1つは会員証の物理カードからデジタル会員証への移行で、三菱UFJニコス、三井住友カード、セゾンカードがそれぞれ時期をずらして切り替えました。もう1つは、国内の飲食系施設を無料対象から外す動きです。
同伴者料金の値上げも重なりました。三井住友カードはUS$29からUS$35へ、セゾンカードは4,400円からUS$35へ変更しています。2024年より前の情報で同伴者料金を見積もると、実際より低く出ます。
申し込みから空港で使えるまでの流れ
プライオリティ・パスは、カードを持っただけでは使えません。7枚すべてで別途の手続きが要ります。
- クレジットカードを申し込み、カードを受け取る
- カード会社が指定する窓口からプライオリティ・パスを申し込む
- 会員資格の証明(デジタル会員証または会員カード)を受け取る
- 空港のラウンジで会員証と当日の搭乗券を提示する

2番目の窓口が重要です。エポスカードは、プライオリティ・パス社のホームページから申し込むと有料になると明記しています。
三菱UFJニコスも、Priority PassのWEBサイトから申し込むと無料で利用できないと案内しています。窓口は次のとおりです。
| カード名 | 申し込み窓口 | 会員証の方式 |
|---|---|---|
| 楽天プレミアムカード | 楽天e-NAVI | プライオリティ・パス アプリ(デジタル会員証) |
| エポスプラチナカード | エポスNet | デジタル会員証 |
| 三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | 会員専用WEBサービス | デジタル会員証(有効期限4年・自動更新) |
| JCBプラチナ | 会員専用WEBサービス | 会員カード(アプリのデジタル会員証は非対応) |
| セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード | インターネットサービスまたはスマートフォンアプリ | デジタル会員証(有効期限5年・自動更新) |
| UCプラチナカード | プライオリティ・パス登録画面(カード番号の最初の6桁を入力) | 公式FAQに記載なし |
| 三井住友カード プラチナ | 専用ページ | デジタル会員証(登録完了後すぐ利用可能) |
会員証の有効期限は方式ごとに違います。楽天プレミアムカードは発行日から1年で、自動では更新されません。発行から1年後に失効し、失効後はもう一度申し込みます。

三菱UFJニコスのデジタル会員証は4年、セゾンは5年で、どちらも自動更新です。
手続きの所要時間にも差があります。三井住友カードの専用カードは届くまで約3週間かかっていましたが、デジタル会員証は登録の完了後すぐ使えます。セゾンもデジタル会員証を申し込み後に即時発行すると案内しており、渡航直前の手続きではこの差が出ます。
逆に、楽天プレミアムカードは1年ごとに失効します。渡航の予定が立った時点で有効期限が切れていないかが分かれ目です。
よくある質問
プライオリティ・パスの費用と可否のうち、カードごとに答えが分かれる7問です。
プライオリティ・パスがあれば、空港のラウンジはどこでも無料で入れますか
A. いいえ。無料になる範囲は施設のカテゴリーとカードの発行会社で変わります。楽天プレミアムカードは国内・国外の「ラウンジ」のみが無料で、「お食事」「リフレッシュ」「ご休憩」は対象外です。
三菱UFJニコスのプラチナカードも空港ラウンジのみで、空港内のレストランやスパは使えません。Priority Passの利用条件にも、会員証の提示は利用を保証せず、定員数によって利用できない場合があると書かれています。
同伴者も無料になりますか
A. 原則として有料です。米ドル建ての5枚は1名につきUS$35、JCBプラチナとJCBゴールド ザ・プレミアは1名につき2,200円(税込)と案内しています。UCプラチナカードは金額の案内がありません。
無料枠がある例もあります。JCBザ・クラスは1名まで、楽天ブラックカードは2名まで無料です。ただしJCBザ・クラスの1名無料は同社独自のサービスのため、ラウンジ側に設定がない場合は適用されません。
家族カードでプライオリティ・パスは持てますか
A. カード会社で分かれます。UCプラチナカードは家族会員にも付帯し、三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは家族会員も申し込めます。
一方、楽天プレミアムカードは家族カード会員が申し込めず、JCBは家族会員の会員カードを発行できません。セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードは家族カードでの登録ができず、上位のセゾンダイヤモンド・アメリカン・エキスプレス・カードは登録が可能です。
カードを解約したらプライオリティ・パスはどうなりますか
A. 会員資格の証明も解約されます。Priority Passの利用条件では、決済カード発行会社との関係が解約された日をもって証明も解約という扱いです。
無効な証明でラウンジを利用すると代金が請求されます。退会からアカウント解約までの間に利用があった場合も、その料金は会員の負担になると三菱UFJニコスが案内しています。
会員証はスマートフォンだけで使えますか
A. 発行会社によって違います。デジタル会員証を案内しているのは5枚です。楽天プレミアムカード、エポスプラチナカード、三菱UFJカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードが該当します。
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードと三井住友カード プラチナも同じ方式です。UCプラチナカードは会員証の方式について公式FAQに記載がありません。
JCBは「アプリによるデジタル会員証は非対応です」と明記しており、会員カードを使います。セゾンは2025年12月1日以降、デジタル会員証のみの利用となりました。
国内の空港ラウンジと何が違いますか
A. 別のサービスです。国内のカードラウンジはJCBの案内では事前の申し込みなく利用でき、カードと当日の搭乗券の提示で入れます。
無料利用回数は、カード番号が354から始まるビジネスカードとJCB 奏が年6回まで、それ以外は制限なしで、集計期間は4月1日から翌年3月31日です。プライオリティ・パスを持っている場合、提携ラウンジは別枠で利用できます。
複数のカードでプライオリティ・パスを持ったら、回数は合算できますか
A. 1回の利用で使える会員資格は1つです。Priority Passの利用条件には、プログラムに関し複数の会員資格を所有している場合、1回の利用につき使用できる会員資格は1つに限ると書かれています。利用時には正規の利用資格証明をラウンジまたは加盟店のスタッフに提示する責任が会員にあります。
まとめ
本記事で比較した7枚は、年会費11,000円から55,000円の範囲にあります。金額の差は次の5つに出ます。
- 本人の無料利用回数は、年5回・年6回・上限の案内なし・回数の制限なしの4通りに分かれる。回数の制限なしのうち1枚は有効期限1年という条件が付く
- 同伴者1名あたりの料金は、6枚が金額を公表し、US$35の米ドル建てが5枚、2,200円の円建てが1枚。残る1枚は金額の案内がない
- 家族会員がプライオリティ・パスを持てるかは、付帯する・申し込める・申し込めない・発行できない・公式に案内なしの5通りに分かれる
- 国内の「お食事」「リフレッシュ」を無料で使えると公式に明記しているのは、7枚のうち1枚
- 会員証はデジタル会員証と会員カードに分かれ、有効期限は1年・4年・5年と差がある。1枚は方式の記載がない
年2回の渡航でラウンジだけを使うなら、年会費11,000円の年5回枠で収まります。渡航が年3回になると往復で年6回に届き、無料枠を超えます。年6回のカードか、回数の制限がないカードが候補です。
夫婦や家族で別々に使うなら、家族会員にもプライオリティ・パスが付くカードが選択肢です。回数を気にせず国内の空港レストランも使いたい人には、公式に回数制限なしと書かれ、お食事・リフレッシュも対象の1枚が合います。
公式ページの数値は改定で動きます。2024年12月から2025年12月にかけて、対象施設と会員証の方式と同伴者料金が続けて変わりました。2024年より前の情報で同伴者料金を見ると、実際より低い金額が出ます。
プライオリティ・パスを使わない年もある人は、年会費が無料になる条件と還元率から選ぶ見方もできます。クレジットカードおすすめ30枚を比較では、年会費が無料になる条件とポイントの使い道を扱っています。

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