マイルが貯まるクレジットカード9枚を比較【2026年7月最新版】

マイルが貯まるクレジットカード9枚を移行率・移行手数料・移行単位・移行上限・有効期限で比較した記事のアイキャッチ画像。

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マイルが貯まるクレジットカードは、口座にマイルが入るまでの経路が2つの型に分かれます。利用額がそのままマイルになる型と、いったんポイントが貯まって手続きで移す型です。

この違いは費用に出ます。JALカードは利用額がショッピングマイルとして自動で積算され、マイル移行手数料がかかりません。ANAカードはポイントを移す手続きが必要で、選ぶコースによって年間5,500円や年度ごと6,600円の移行手数料が発生します。

年会費だけを見ると同じくらいでも、移行手数料と移行単位と移行上限を足すと負担が変わります。マイルの有効期限も、36カ月が基本で、条件によって60カ月や無期限へ延びます。

判断の目安は3つです。年1回の旅行で日常利用も多くないなら、年会費2,200円のカードで付与を上げる費用をかけない形が固定費を抑えられます。

年に数回の搭乗があるなら搭乗ボーナスが25%プラスになるグレード、年間100万円を超えるなら移行手数料が無料になる上位グレードが候補です。根拠となる条件を以下で順に確認していきます。

マイルの移行手数料を貯まり方の型ごとに示した図。利用額がそのままマイルになる型は0円、ポイントを移す型は年間5,500円または年度ごと6,600円がかかり、上位グレードとダイナースは無料であることを示している。
移行手数料は0円から6,600円まで分かれる(2026年7月時点の各社公式案内より)
目次

マイルの貯まり方は2つの型に分かれる

マイルの貯まり方を2つの型で比べた図。直接マイルが貯まる型は利用額がそのままマイルになり移行手数料がかからず、ポイントを移す型は手続きが必要でコース次第で手数料が発生することを左右に並べている。
手続きの有無と手数料の有無が、2つの型で分かれる

同じ「マイルが貯まるカード」でも、マイル口座に入るまでの経路が違います。ここを取り違えると、費用の見積もりがずれます。

なお、この2つは排他的ではありません。ANAカードマイルプラスの加盟店のように、ポイントとは別にマイルが直接積算される仕組みが同じカードに併存する場合もあります。

JALカードは利用額がそのままマイルになり、移行手数料がかからない

JALカードの利用額は、ショッピングマイルとして自動で積算されます。公式ページには「マイル移行手数料はかかりません」と書かれています。

付与率は加入状況で変わります。JALカードショッピングマイル・プレミアムに入っていない場合は200円=1マイル、入っている場合は100円=1マイルです。公式はこれを「マイルが2倍」と案内しています。

プレミアムの年会費は4,950円(税込)で、入会1年目からカード年会費に加えて必要です。ただし加入方法には条件があり、入会できるのはJALカード個人会員の本会員です。法人会員は入会できません。

ANAカードはポイントを移す。コースによって手数料が変わる

ANAカードでは、支払いで貯まったクレジットカード会社のポイントをANAのマイルへ移行します。移行には所定の手続きが必要で、一部を除き年度ごとに移行手数料がかかります。

手続きの方式は2つです。自動移行コースは一度登録すれば毎月自動的にマイル口座へ移行されます。都度移行コースは希望するタイミングで指定したポイント数を移すもので、移行のたびに申請が要ります。

入会の際にコースの指定がなかった場合は、都度移行コースです。ANA銀聯カードは応募方式のみで、ANAコーポレートカードはANAマイレージ移行可能ポイントの対象になりません。

JALカード5枚の年会費とボーナスマイル【2026年7月時点】

JALカードの年会費は、普通カードの2,200円からCLUB-Aゴールドカードの17,600円まで分かれます。同じCLUB-Aゴールドカードでも、JALダイナースカードは34,100円です。搭乗ボーナスの率は10%と25%の2段階です。

カード名 本会員年会費(税込) 家族会員年会費(税込) 入会搭乗ボーナス 毎年初回搭乗ボーナス 搭乗ボーナス
JAL普通カード 2,200円(入会後1年間無料。JAL アメリカン・エキスプレス・カードは6,600円で無料の対象外) 1,100円(JAL アメリカン・エキスプレス・カードは2,750円) 1,000マイル 1,000マイル フライトマイルの10%プラス
JALカードSuica 普通カード 2,200円(入会後1年間無料) 1,100円 1,000マイル 1,000マイル フライトマイルの10%プラス
JALカード navi(学生専用) 在学期間中無料 家族会員なし 1,000マイル 1,000マイル フライトマイルの10%プラス
JAL CLUB-Aカード 11,000円 3,850円 5,000マイル 2,000マイル フライトマイルの25%プラス
JAL CLUB-Aゴールドカード 17,600円(JALカードSuica・JAL アメリカン・エキスプレス・カードは20,900円、JALダイナースカードは34,100円) 8,800円(JALダイナースカードはJALグローバルクラブサービス付帯なし12,100円、付帯あり26,400円) 5,000マイル 2,000マイル フライトマイルの25%プラス

普通カードの「入会後1年間無料」には対象外の条件があります。退会後1年以内の再入会、すでにJALカード会員である場合、JAL アメリカン・エキスプレス・カードなどが公式ページに挙げられています。

同じカード名でも国際ブランドで年会費が変わります。普通カードのJAL アメリカン・エキスプレス・カードは本会員6,600円、家族会員2,750円です。CLUB-AゴールドカードはJALカードSuicaとJAL アメリカン・エキスプレス・カードが20,900円、JALダイナースカードが34,100円です。

この34,100円は改定後の金額にあたります。改定前は30,800円でした。

新規入会は2026年3月1日以降の入会分から、すでに会員の場合は有効期限月が3月の人から順に改定後の金額へ切り替わります。家族会員はJALグローバルクラブサービスの付帯がなければ12,100円、付帯があれば26,400円になります。

ショッピングマイル・プレミアムに入るかどうかで付与が2倍に変わる

JALカードの日常利用でのマイルは、プレミアムの加入状況で決まります。未加入なら200円=1マイル、加入すれば100円=1マイルです。

JALカード特約店では、さらに倍率が乗ります。未加入は200円=2マイル、加入済みは100円=2マイルです。積算方法も公式に示されており、利用1件ごとの金額を100または200で除し、小数点第一位を四捨五入したうえで特約店係数2を乗じます。

家族会員の扱いも決まっています。家族会員の利用分はもともと本会員のマイルとして積算される仕組みで、本会員がプレミアムに入ると家族会員の利用分にも積算率が適用されます。家族会員分のプレミアム年会費はかかりません。

注意したいのは複数枚持つ場合です。プレミアムの積算率は加入しているカードだけに適用されます。2枚で適用したい場合はカードごとの手続きと年会費が必要です。

自動入会で年会費が無料になるカード

4,950円の負担が発生しないカードもあります。ショッピングマイル・プレミアムの詳細ページに、自動入会(年会費無料)となる対象が示されています。対象はCLUB-Aゴールドカード、JALダイナースカード、プラチナ、プラチナ Pro、JAL CLUB ESTの各会員です。

CLUB-Aゴールドカードでは、公式の扱いとして自動入会によりプレミアム年会費がかかりません。基本ブランドどうしで比べると、普通カード2,200円にプレミアム4,950円を足した7,150円と、17,600円の差は10,450円です。

学生専用のJALカード naviにも記載があります。公式ページには「ショッピングマイル・プレミアム同等の積算率」として、100円=1マイル、特約店100円=2マイルと書かれています。

対象外のカードもあります。株式会社JALカードが発行していないJMB提携クレジットカードは対象外です。公式ページにはTOKYU CARD ClubQ JMBカードとイオンJMBカードが挙げられています。

ANAカード4系統の移行条件【2026年7月時点】

ANAカードは提携するカード会社ごとに、ポイントの貯まり方と移行の条件が違います。4系統で条件が分かれます。

系統 ポイントの貯まり方 コースと交換レート 移行手数料 移行単位 移行方式
ANA JCBカード 200円(税込)につき1ポイント 通常獲得ポイントは2マイルコース=1ポイント2マイル/1マイルコース=1ポイント1マイル。ボーナスポイントはコースを問わず1ポイント0.6マイル 2マイルコース5,500円(税込)/年間、1マイルコースは無料。CARD FIRST・学生・ゴールド・プレミアムは2マイルコースでも無料 通常獲得ポイントは1ポイント以上1ポイント単位、ボーナスポイントは2,500ポイント以上1ポイント単位 自動移行コースまたは都度移行コース
ANA VISAカード・ANAマスターカード 200円(税込)につき1ポイント 3倍コース=1ポイント3マイル/2倍コース=1ポイント2マイル/通常コース=1ポイント1マイル 一般カードの2倍コースは6,600円(税込)/年度ごと、通常コースは無料 1ポイント以上1ポイント単位 応募方式または自動移行方式
ANAダイナースカード 100円につき1ポイント(プレミアムは1.5ポイント) 1ポイント1マイル(プレミアムは1.5ポイント1.5マイル) 無料 1ポイント以上1ポイント単位 都度移行コース
ANAアメリカン・エキスプレス・カード 100円につき1ポイント 1ポイント1マイル プレミアム・ゴールドは無料、一般カードは6,600円(税込)/年間 1,000ポイント以上1,000ポイント単位 都度移行コース

ANA JCBカード

2マイルコースは200円(税込)の買い物につき1ポイントで、それを2マイルに換算します。1マイルコースは同じ1ポイントを1マイルに換算します。

移行手数料は、2マイルコースが年間5,500円(税込)、1マイルコースが無料です。ANA JCB CARD FIRST、ANAゴールドカード、ANAカード プレミアムは手数料が無料です。学生カードとゴールドカード、プレミアムカードは2マイルコースになり、移行手数料はかかりません。

ポイントの種類でレートが分かれる点も公式FAQに書かれています。通常獲得ポイントは、2マイルコースなら1 J-POINT=2マイル、1マイルコースなら1 J-POINT=1マイルです。ボーナスポイントはコースにかかわらず1 J-POINT=0.6マイルへ下がります。

申し込み単位も違います。通常獲得ポイントは1ポイント以上1ポイント単位、ボーナスポイントは2,500ポイント以上1ポイント単位です。ボーナスポイントはカードの種類とコースにかかわらず申し込み手続きが要ります。

ANA JCB CARD FIRSTは条件が固定されています。2マイルコースのみで、移行手続きも自動移行コースのみです。

ANA VISAカード・ANAマスターカード

ANAカードの利用金額合計200円(税込)につき1ポイントが貯まります。このポイントはポイント履歴に「ANAマイレージ移行可能ポイント」と表示されます。

コースはカードのグレードで決まる仕組みです。ANA VISAプラチナ プレミアムカードとANA VISAプラチナ スーパーフライヤーズ プレミアムカードは3倍コースにあたります。

この2枚は1ポイント=3マイルで、移行手数料は無料です。ワイドゴールドとスーパーフライヤーズゴールドは2倍コースで1ポイント=2マイル、こちらも手数料がかかりません。

費用が発生するのは一般カード帯です。対象には一般・ワイド・学生・スーパーフライヤーズの4種類が入ります。

加えてANA VISA Suicaカード、ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード、ANA VISA nimocaカードも対象です。

これらで2倍コース(1ポイント=2マイル)を選ぶと、移行手数料が6,600円(税込)かかります。期間は年度ごとで、4月1日から翌年3月31日までを1年と数えます。

通常コース(1ポイント=1マイル)を選べば移行手数料は無料です。倍率を上げるか手数料をかけないかの選択です。

もうひとつ、同じANAカードでも2種類のポイントが並行して貯まります。ANAマイレージ移行可能ポイントとは別にVポイントが貯まり、こちらは交換レートも移行単位も別に決まっています。詳しくは後の章で扱います。

ANAダイナースカード

移行手数料は無料です。ANAダイナースカードは100円の買い物につき1ポイントで、それを1マイルに換算します。

ANAダイナース プレミアムカードは100円につき1.5ポイントで、それを1.5マイルに換算します。ANAグループでの利用は100円につき2.5ポイントで、一部対象外があります。

移行単位は1ポイント以上1ポイント単位です。移行手続きは都度移行コースのみで、移行のたびに手続きが要ります。

ANAアメリカン・エキスプレス・カード

移行換算率は100円の買い物につき1ポイントで、それを1マイルに換算します。ANAグループを利用した場合のポイントは、プレミアムカードが2.5倍、ゴールドカードが2倍、一般カードが1.5倍という設定です。

移行手数料はプレミアムとゴールドが無料で、一般カードには年間6,600円(税込)がかかります。

刻みが最も大きいのがこのカードです。1,000ポイント以上1,000ポイント単位で、他のANAカードの1ポイント単位とは差があります。ANA JCBのボーナスポイントには2,500ポイントという最低申込数量が別に設定されています。

移行手続きは都度移行コースです。

ANAグループでの利用は倍率が別に決まる

ANAカードでは、ANAグループでの利用に別の倍率が設定されています。日常の買い物とは違う条件です。

ANAアメリカン・エキスプレス・カードでは、ANAグループ利用の場合のポイントがプレミアムカードで2.5倍、ゴールドカードで2倍、一般カードで1.5倍です。ANAダイナース プレミアムカードは、ANAグループでの利用が100円につき2.5ポイントで、一部対象外があります。

この倍率は移行レートとは別の段階にかかります。ポイントが増えたうえで、そのポイントに移行レートが適用される順序です。

倍率と移行レートを掛け合わせた数字だけを見ると、日常の買い物でも同じように貯まるように読めます。適用される場面は別です。

ポイントを移す手続きは、自動と都度で結果が変わる

ポイントをマイルへ移すときの流れを3段階で示した図。移す方法を決め、受付からおよそ1週間の反映を待ち、締めの周期によっては翌月末の移行になることを順に並べている。
移す方法と締めの周期で、マイルが口座に入る時期が変わる

ポイントを移す型では、移し方の設定が2つあります。設定によって、マイルが口座へ入る時期と有効期限の起点が変わる仕組みです。

自動移行コースは、各クレジットカード会社へ一度登録すれば毎月自動的にマイル口座へ移行されます。ANAカードの申し込み時に選ぶ形で、途中で変更する場合は各カード会社への連絡が要ります。

都度移行コースは、好みのタイミングで指定したポイント数を移します。移行を希望する都度、各カード会社への申請と手続きが必要です。入会の際にコースの指定がなかった場合は、こちらが適用されます。

ANA VISAカードとANAマスターカードでは、この2つが応募方式と自動移行方式という名前で案内されています。応募方式で申し込む際は交換ページで対象のコースを選び、自動移行方式の登録・変更・解除はMyページで手続きします。

系統によっては選べません。ANAダイナースカードとANAアメリカン・エキスプレス・カードは都度移行コースのみです。

ANA JCB CARD FIRSTは自動移行コースのみで、コースも2マイルコースに固定されています。ANA銀聯カードは応募方式のみです。

自動にすると毎月少しずつマイルが入るため、最初に入ったマイルから順に期限が来ます。都度にしてまとめて移すと、移した月を起点に期限がそろいます。使う時期が決まっているなら、後者のほうが期限を管理しやすくなります。

もっとも、都度移行には移行単位の条件があります。ANAアメリカン・エキスプレス・カードの1,000ポイント単位や、J-POINTの2,500ポイント以上という条件では、貯まるまで移せません。

同じカードでも2種類のポイントが並行して貯まる場合がある

同じANAカードで貯まる2種類のポイントを比べた図。移行可能ポイントは1ポイントが1マイルから3マイル、Vポイントは1ポイントで0.6マイルとなり、移行単位も1ポイントと5ポイントで違うことを示している。
同じカードで貯まっても、ポイントの種類でレートと単位が変わる

ANAカードでは、ポイントが1種類とは限りません。ANA VISAカードとANAマスターカードでは、ANAマイレージ移行可能ポイントとVポイントが別々に貯まる形です。

ANAマイレージ移行可能ポイントは、利用金額合計200円(税込)につき1ポイントで、ポイント履歴にその名称で表示されます。コース次第で1ポイントが1マイルから3マイルへ変わります。

Vポイントの交換レートは5ポイント=3マイルです。1ポイントで換算すると0.6マイルで、移行単位は5ポイント以上5ポイント単位となっています。対象はANA銀聯カードとANAコーポレートカードを除くANAカードです。

同じANAカードで貯まるポイントでも、1ポイントあたりのマイル数が違います。通常コースの1マイルなら約1.67倍、2倍コースなら約3.33倍、3倍コースなら5倍の差です。

ANA JCBカードにも似た構造があります。同じJ-POINTでも、通常獲得ポイントとボーナスポイントでマイルへの換算率が分かれ、ボーナスポイント側は1 J-POINT=0.6マイルまで下がります。

申し込み単位も別で、通常獲得ポイントは1ポイント以上1ポイント単位、ボーナスポイントは2,500ポイント以上1ポイント単位です。ボーナスポイントはカードの種類とポイントコースにかかわらず、申し込み手続きが必要です。

還元率をひとつの数字で語ると、この差が見えなくなります。どちらのポイントとして貯まったかで、同じ1ポイントの価値が変わります。

対象外になるカードもある

ANAカードでも、ポイント移行の仕組みから外れるものがあります。ANAコーポレートカードは、ANAマイレージ移行可能ポイントの対象になりません。

ANA銀聯カードは通常コースのみで、1ポイント=1マイル、移行手数料は無料です。移行方式も応募方式に限られ、自動移行方式を選べません。

JAL側でも、法人会員の利用分はショッピングマイルの対象外です。この分は提携カード会社のポイントとして積算されます。個人カードと同じ感覚で法人利用を足すと、想定した数と合いません。

移行単位と最低申込数量で、移せるポイント数が変わる

ポイントを移すときの条件は2種類あります。1回に移す量の刻みを決める移行単位と、申し込みに必要な最低のポイント数です。

条件 該当するポイント 2,400ポイント保有時に移せる数
1ポイント以上1ポイント単位 ANAマイレージ移行可能ポイント、ANAダイナースのポイント、ANA JCBの通常獲得ポイント 2,400ポイント
5ポイント以上5ポイント単位 ANAカード会員のVポイント 2,400ポイント
1,000ポイント以上1,000ポイント単位 ANAアメリカン・エキスプレス・カードのポイント 2,000ポイント(400ポイントが残る)
2,500ポイント以上1ポイント単位(最低申込数量が2,500ポイント) JCBのJ-POINT、ANA JCBのボーナスポイント 移行できない

2,400ポイントを持っている場合で比べます。1ポイント単位ならすべて移せる計算です。1,000ポイント単位なら2,000ポイントまでで、400ポイントが口座に残ります。

2,500ポイント以上という条件は刻みではなく、申し込みに必要な最低数量です。2,400ポイントの時点では申し込めず、あと100ポイント貯まるまで待つ形です。2,500ポイントに届けば1ポイント単位で移せるため、端数は残りません。

端数の処理も方向が違います。JCBのJ-POINTからマイルへ移す場合、小数点が発生したときはマイル数を切り上げます。SAISON MILE CLUBは1カ月の利用総額の1,000円未満を切り捨てます。

移行上限がある場合とない場合

マイルの移行上限の扱いを整理した図。150,000マイルのように総量で上限を明記するもの、1回や1日あたりで上限を定めるもの、上限なしと公式に明記するものの3通りがあり、これとは別に公式ページで記載を確認できないものがあることを示している。
上限の定め方は3通りに分かれ、公式に確認できないものは別に扱う

どこまでマイルを移せるかは、サービスによって扱いが違います。有効期間内の総量で上限を明記するもの、1回あたりや1日あたりで上限を決めるもの、上限がないと明記するもの、そして公式ページで記載を確認できないものが混在します。数え方の単位が違うため、そのままでは並べて比べられません。

SAISON MILE CLUBには明確な上限があります。移行上限マイルは150,000マイルで、有効期間内に上限へ到達すると次年度の更新まではマイル移行が停止します。停止した後は永久不滅ポイントが1,000円につき1ポイント貯まる形に切り替わります。

このサービスはショッピング1,000円(税込)=10マイルでJALのマイルが貯まります。サービス年会費はプラチナ系が5,500円(税込)で、セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カードは9,900円(税込)です。

有効期間内に移行上限の150,000マイルへ到達した場合の翌年のサービス年会費無料は、プラチナとプラチナ・ビジネスの案内に示されています。ゴールドの案内にはこの記載がありません。

登録中の扱いにも条件があります。登録中は永久不滅ポイントが貯まりません。優遇ポイント、移行上限を超えた場合、セゾンポイントモール利用時などは除かれます。

JALカード本体の案内は逆です。現行FAQは「ショッピングマイルの積算数に上限はございません」と案内しています。

一方でJALカードショッピングマイル規約には、対象カード利用額について「年間総額の上限を別途定める場合があります」との規定があります。具体的な年間上限額の記載はありません。

ANAカードは、発行会社によって上限の扱いが分かれます。ANAカード全体で共通の条件があるわけではありません。

系統 移行上限の公式記載
ANA VISAカード・ANAマスターカード 自動移行方式は「なし」と明記。応募方式は1回の上限300,000ポイント
ANAダイナースカード 「マイル移行上限もない」と明記
ANAアメリカン・エキスプレス・カード 999,000ポイント/日
ANA JCBカード 公式ページで確認できず

ANA VISAカードとANAマスターカードは、自動移行方式のサービス内容表で移行上限を「なし」としています。応募方式については、三井住友カードの公式解説が1回の上限を300,000ポイントと示しています。ANA銀聯カードも1回の移行上限が300,000ポイントです。

ANAダイナースカードは「貯めたポイントには有効期限もマイル移行上限もない」と案内しています。ANAアメリカン・エキスプレス・カードについては、アメリカン・エキスプレスのFAQに999,000ポイント/日という上限が示されています。同FAQでは、ANAアメックス以外の対象カードはANAマイルへの移行が40,000マイル/年(1月1日から12月31日)までとされており、ANAアメックスだけ数え方が違います。

ANA JCBカードについては、移行上限にあたる記載を公式ページで確認できませんでした。記載がないことと、上限がないことは同じではありません。

複数の航空会社へ移せるカード

航空会社を1社に決めきれない場合、両方のマイルへ移せるポイントを持つ選択肢があります。JCBのJ-POINTは、JALマイレージバンクとANAマイレージクラブの両方へ移行できます。

対象になるのはJCBが発行するカードで、法人向けのカードは申し込めません。ANA JCBカードには航空会社専用の移行コースが別に用意されており、この0.6マイルの枠とは別に扱われます。

交換レートはどちらも同じです。J-POINT1ポイントがANAマイル0.6マイル、J-POINT1ポイントがJALのマイル0.6マイルです。ANAマイルへの移行手数料は無料と案内されています。

申し込み単位は2,500ポイント以上1ポイント単位です。小数点が発生した場合はマイル数を切り上げます。

移行にかかる日数も公式に書かれています。ANAマイルへの移行期間は受付後、約1週間です。

毎月20日と21日(土日祝の場合は翌営業日を含む)に申し込むと、システムの都合により時間がかかる場合があります。土日祝や年末年始をはさむ場合も同様で、マイル移行期間の短縮はできません。

制限もあります。Peach Card以外の航空会社提携カードで貯まったJ-POINTからANAマイルへは移行できません。JAL・JCBカード以外の航空会社提携カードで貯まったJ-POINTからJALマイルへも移行できません。

ANAマイルへの移行ページには「一度移行、交換したマイルは、J-POINTに戻せません」と書かれています。移す先を後から変える前提では設計できない仕組みです。

JALマイルへの移行についても条件が並んでいます。交換レートはJ-POINT1ポイント→JALのマイル0.6マイル、申し込みは2,500ポイント以上1ポイント単位、小数点が発生した場合はマイル数を切り上げます。

この枠には移行上限の記載がありません。SAISON MILE CLUBの150,000マイルのような上限は、公式ページに置かれていない状態です。

申し込みには会員番号が要ります。ANAマイルへの移行にはANAマイレージクラブお客様番号(数字10桁)、JALマイルへの移行にはJMBお得意様番号(数字7桁もしくは9桁)を入力します。

カード年会費と付与を上げる費用を足した負担

年会費だけでカードを並べると、付与を上げる費用の分がずれます。JAL側は金額が公式に確定しているため、1年あたりの固定費まで出せます。

組み合わせ カード年会費 マイル付与を上げる費用 1年あたりの固定費
JAL普通カード(プレミアム未加入・基本ブランド) 2,200円(入会後1年間無料) 0円 2年目以降2,200円
JAL普通カード+ショッピングマイル・プレミアム(基本ブランド) 2,200円(入会後1年間無料) 4,950円(移行手数料ではなく付与率を上げる年会費。初回はカード有効期限までの月割り) 2年目以降7,150円
JAL CLUB-Aゴールドカード(プレミアム自動入会) 17,600円(ブランドにより20,900円・34,100円) 0円 17,600円から
ANA一般カード(VISA・通常コース) カード会社ごとに設定 0円 カード年会費のみ
ANA一般カード(VISA・2倍コース) カード会社ごとに設定 6,600円/年度ごと(移行手数料) カード年会費+6,600円
ANA JCB一般カード(2マイルコース) カード会社ごとに設定 5,500円/年間(移行手数料。学生・ゴールド・プレミアム・CARD FIRSTは無料) カード年会費+5,500円

ANAカードの年会費は提携するカード会社ごとに設定されており、系統によって幅があります。移行費用は年会費とは別に加算されるため、両方を足した金額で比べる必要があります。

JAL側で見ると、普通カードにプレミアムを足した7,150円と、CLUB-Aゴールドカードの17,600円の差は10,450円です。ゴールド側は搭乗ボーナスが10%から25%へ上がります。入会搭乗ボーナスは1,000マイルから5,000マイル、毎年初回搭乗ボーナスは1,000マイルから2,000マイルへ上がります。

ANA側では、倍率と手数料が交換関係にあります。ANA VISAの一般カードで2倍コースを選ぶと6,600円、通常コースなら0円という差があります。1ポイントあたり1マイル分の差に6,600円がかかります。

ANA VISAは200円につき1ポイントなので、年間の利用額が100万円ならおよそ5,000ポイントです。2倍コースならここで5,000マイル前後が上乗せされ、費用は6,600円です。利用額が小さいほど、同じ6,600円で増えるマイル数は少なくなります。

費用に対して何マイル上乗せされるか

移行手数料のあるコースは、いくら払って何マイル増えるかで条件がそろいます。マイルを円へ換算しない形で見ると、費用とマイル数の関係が残ります。

ANA VISAの一般カードで考えます。200円につき1ポイントなので、年間の利用額100万円でおよそ5,000ポイントです。通常コースならおよそ5,000マイル、2倍コースならおよそ10,000マイルで、差は5,000マイル前後です。

この5,000マイルの上乗せに6,600円がかかります。年間200万円なら上乗せは10,000マイルで、費用は同じ6,600円です。利用額が増えるほど、同じ費用で増えるマイル数が多くなります。

ANA JCBの2マイルコースは年間5,500円です。同じく200円につき1ポイントのため、年間100万円なら1マイルコースとの差は5,000マイル前後です。

JAL側は同じようには計算できません。ショッピングマイル・プレミアムの年会費は4,950円で、積算率は200円=1マイルから100円=1マイルへ変わります。一方でJALカードは、利用1件ごとの売上金額を100または200で除し、小数点第一位を四捨五入して積算します。

年間の利用総額が同じでも、決済の回数と1件ごとの金額によって積算されるマイル数が動きます。年間利用額だけで上乗せ分を確定することはできません。

整理すると、ANA側の2系統は年間利用額を基にした概算が置けます。年間100万円前後なら、いずれもおよそ5,000マイルの上乗せです。費用はANA JCBの2マイルコースが5,500円、ANA VISAの2倍コースが6,600円です。

JAL側は費用が4,950円と確定している一方、増えるマイル数は決済の仕方で変わります。3つが必ず同じ上乗せになるわけではありません。

買い物と航空券と搭乗は、別の枠で貯まる

マイルが口座に入る経路を示した図。日常の買い物による決済分、航空券の購入、搭乗によるフライトマイルと搭乗ボーナスの3つに加えて、年会費やチャージなど積算されない利用があることを並べている。
3つの経路は別々に条件が決まり、対象外の利用もある

ひとつのカードでも、マイルが入る経路は複数あります。公式ページは「旅でためる」と「日常生活でためる」を分けています。搭乗分は距離や運賃に応じたフライトマイルとカード限定の搭乗ボーナス、決済分はショッピングマイルとして別に案内されています。

航空券をカードで買った場合はショッピングマイルが積算されます。JALでは、JAL Webサイト、国内線・国際線の問い合わせ窓口、日本国内のJALグループカウンターでの購入がJALカード特約店の扱いです。付与は最大100円につき2マイルです。

ANA側にも内訳を分けて示した例があります。ANA To Me GOLD CARD PASMO JCBでは、日々の買い物と航空券の購入で単位そのものが違います。

3つの経路は同じ口座に入りますが、条件が別々に決まります。ひとつの還元率にまとめると、実際に貯まる数と合わなくなります。

カードを2枚以上持つときに適用される条件

マイルを貯める目的でカードを増やす場合、1枚ごとに適用される条件があります。プレミアムの年会費4,950円もSAISON MILE CLUBの登録も、カード単位で扱われます。

JALカードのショッピングマイル・プレミアムは、加入しているカードだけに積算率が適用されます。2枚で適用したい場合は、カードごとの手続きと年会費4,950円が必要です。1枚分の年会費で2枚とも100円=1マイルになるわけではありません。

SAISON MILE CLUBは登録できるカードが1枚に限られ、登録できるのはカード会員本人かつ日本在住のJMB会員です。永久不滅ポイント対象カードを複数持っていても、登録は1枚のみです。

一方で、他に持っている永久不滅ポイント対象カードのショッピング利用金額は合算されます。合算の対象外となるカードもあります。

JCBのJ-POINTには移行元の制限もあります。航空会社提携カードで貯まったJ-POINTは、ANAマイルならPeach Card、JALマイルならJAL・JCBカードを除いて移行できません。2枚目に選ぶカードによっては、貯めたJ-POINTの行き先が塞がります。

提携カードでポイントの行き先が分かれる例もあります。JALカードSuicaのSuica利用分は、ショッピングマイルではなくJRE POINTの積算対象です。

同じカードの利用でも、決済の種類でポイントの出口が変わります。

移行の申し込みには会員番号が要ります。ANAマイルへの移行にはANAマイレージクラブお客様番号(数字10桁)、JALマイルへの移行にはJMBお得意様番号(数字7桁もしくは9桁)の入力が必要です。

ANA To Me GOLD CARD PASMO JCBの内訳

毎日の買い物と航空券の購入で、内訳を分けて示している例があります。ANA To Me GOLD CARD PASMO JCBの条件です。

日々の買い物は1,000円=1ポイント=10マイルです。ANA航空券の購入は100円=2マイル相当と案内されています。搭乗側は入会・継続マイルが2,000マイル、搭乗ボーナスマイルが25%です。

ここで注意したいのは「相当」という語です。100円=2マイル相当は、ANAカードマイルプラスでの自動積算マイルとポイント移行マイルの合計を指します。ひとつの付与率が2マイルなのではありません。

年会費は本会員15,400円、家族会員2,200円です。日常利用の10マイルと航空券購入の2マイル相当は、単位が1,000円と100円で異なるため、そのまま比べられません。

マイルの有効期限は36カ月が基本。例外もある

マイルの有効期限の長さを比べた図。ANAとJALの通常マイルが36カ月、JAL CLUB ESTとLife Statusの対象グレードが60カ月で、上位グレードと在学中の学生カードは無期限になることを示している。
36カ月が基本で、条件を満たすと60カ月または無期限になる

ANAマイルの有効期限

ANAでは、口座に積算されたマイルがグループ1から4に分かれます。フライトやライフソリューションサービスの利用で積算されるマイルはグループ1(通常マイル)、キャンペーンなどで積算されるマイルはグループ2から4のいずれかです。

グループ1(通常マイル)の有効期限は、商品・サービスを利用した月の36カ月後の月末までです。有効期限は日本時間23時59分を基準とします。

グループ2から4はキャンペーンにより有効期限が異なります。ANA「ダイヤモンドサービス」メンバー期間中はマイルが失効しません。

JALマイルの有効期限

JALマイレージバンクのマイルは、搭乗日(利用日)の36カ月後の月末までです。日本時間基準で、毎月1日0時に失効します。JALカードのショッピング利用分は積算日の36カ月後の月末までです。

期限が延びる条件が複数あります。JAL CLUB EST会員期間中にためたマイルの有効期限は60カ月です。JALカード naviは在学期間中のマイルの有効期限が無期限で、入会前に積算したマイルも入会時点で卒業まで無期限へ変わります。

JGC Four Star以上はすべての保有マイルが無期限です。

JMBダイヤモンドとJGCプレミアは、対象期間中に保有するすべてのマイルが失効しません。資格が変わったり失効したりすると、保有マイルの有効期限は、その日から36カ月後の月末までへ変わります。

上級会員では期限の考え方が変わる

搭乗が多い人は、有効期限の条件自体が変わります。JALのLife Statusでは、JMB elite、JMB elite plus、JGC Three Starの3つが対象です。対象グレード期間中にためたマイルを60カ月とし、2025年1月以降にたまるマイルから適用しています。

JGC Four Star、JGC Five Star、JGC Six Starでは、すべての保有マイルの有効期限が無期限です。JMBダイヤモンドとJGCプレミアも、対象期間中は保有するすべてのマイルが失効しません。

資格が変わったときの扱いも決まっています。JMBダイヤモンドやJGCプレミアの資格が変更または失効すると、保有マイルの有効期限は、その日から36カ月後の月末までへ切り替わります。無期限だったマイルに、その時点から期限が付きます。

ANA側では「ダイヤモンドサービス」メンバー期間中はマイルが失効しません。どちらも、資格を維持している間だけの条件です。

カード側のポイントの期限とは別に数える

期限を考えるとき、ポイントの期限とマイルの期限は別に数える必要があります。ポイントのまま持っている間はカード会社の規定で期限が決まり、マイルへ移した時点から航空会社の期限が始まります。

JALカードのように利用額が自動でマイルになる型では、期限が2段階に分かれません。積算日から36カ月という1本の期限だけで足ります。

ANAカードのようにポイントを移す型では、いつ移すかで期限の起点が動く点が違います。都度移行コースで貯めてから一度に移すと、マイルの期限は移した月を起点に数えます。ANAの通常マイルは利用した月の36カ月後の月末までで、日単位ではありません。

マイルが貯まらない利用がある

カードで支払っても積算されない利用があります。ここを見落とすと、想定した数と実際が合いません。

JALカードの積算対象外には、カード年会費、プレミアム年会費、JAL CLUB EST年会費が挙げられています。ツアープレミアム年間登録手数料、再発行・ETC発行手数料、利息・手数料、キャッシング、カードローン、遅延損害金なども対象外です。内容は提携カード会社ごとに異なります。

電子マネーへのチャージも対象外として列挙されています。JAL Pay、楽天Edy、nanaco、モバイルSuicaなどが挙げられています。モバイルPASMO、SMART ICOCA、au PAY、Kyash、バンドルカードも、カードの種類に応じて対象外です。

同じカード名でも扱いが分かれる例があります。JALカードSuicaのSuica利用分はショッピングマイルではなくJRE POINTの積算対象です。TOKYU POINT ClubQのPASMOオートチャージはTOKYU POINTの積算対象です。

対象外は追加され続けています。JALは2025年から2026年にかけて、告知を重ねて対象外を広げてきました。

告知日 適用 対象外になったもの
2025年3月31日 2025年6月請求分 JAL・Visa/Mastercardのハチペイ、ANAPay、DERUCA、TOYOPay、ドトール、めぶくPay、コーナンPay、EVERING、HUBアプリ、TOYOTA Wallet、B/43、IDAREの各チャージ
2025年12月10日(12月19日更新) 2026年1月請求分 JAL・Visa/Mastercardのワンバンク(旧B/43)
2026年1月5日 2026年3月請求分 JAL・Visa/Mastercardのバンドルカード
2026年1月21日 2026年3月請求分 JALダイナースカードのKyashチャージ
2026年3月2日 2026年4月請求分 JALダイナースカードのスマイルクレジットチャージ
2026年6月12日 2026年6月1日開始のクレカ積立分 Visa/Mastercard/TOKYU POINT ClubQ/アメックスで、三菱UFJ銀行と提携する資産運用サービスのクレカ積立

一方で、公式ページが積算の対象として名前を挙げている支払いもあります。国民年金保険料、自動車税、住民税の3つが「税金・そのほか」として案内され、積算率は100円=1マイル、プレミアム未加入は200円=1マイルです。この3つ以外の税金の扱いは、この案内からは判断できません。

SAISON MILE CLUBにも同じ性質の除外があります。年会費、キャッシング、楽天Edyチャージ、nanacoチャージなど、永久不滅ポイント付与の対象外となる利用はマイル積算の対象外です。

利用頻度から候補を絞る

年1回の旅行

年会費の型そのものを比べたい場合は、クレジットカードおすすめ30枚を比較で年会費が無料になる条件を扱っています。

年1回の往復なら、搭乗ボーナスの差は小さくなります。JAL普通カードの入会搭乗ボーナス1,000マイルと毎年初回搭乗ボーナス1,000マイルが、初年度に効く部分です。

日常利用が少ない場合、プレミアムの4,950円で増えるマイル数も小さくなります。100円=1マイルと200円=1マイルの差は、200円につき1マイルです。

ただしJALは利用1件ごとに金額を100または200で除し、小数点第一位を四捨五入します。年間の総額だけでは差を確定できず、決済の回数と1件ごとの金額で変わります。

年間の利用額が小さい帯では、増えるマイル数も小さくなります。費用は利用額にかかわらず4,950円のため、200円=1マイルのまま貯める形のほうが固定費は低くなります。

年に3回から4回の搭乗がある場合

年3回から4回の搭乗があると、搭乗ボーナスの率の差が広がります。CLUB-Aカードはフライトマイルの25%プラスで、普通カードの10%プラスとの差が15ポイント分あります。

年会費は普通カードの2,200円に対してCLUB-Aカードが11,000円で、差は8,800円です。毎年初回搭乗ボーナスも1,000マイルから2,000マイルへ上がります。

ANA側で同じ頻度を考えると、移行コースの選択が費用に直結します。通常コース(1ポイント=1マイル)なら手数料は0円で、2倍コースを選ぶと6,600円が加わります。

学生で在学中に貯める場合

学生には条件が別に用意されています。JALカード naviは在学期間中の年会費が無料で、家族会員はありません。

積算率は公式ページに「ショッピングマイル・プレミアム同等の積算率」として、100円=1マイル、特約店100円=2マイルと記載があります。年会費4,950円のプレミアムに入らずに、同等の積算率になる形です。

有効期限も別扱いです。在学期間中はマイルの有効期限が無期限で、入会前に積算したマイルも入会時点で卒業まで無期限へ変わります。36カ月という基本の期限が在学中は動きません。

搭乗ボーナスは普通カードと同じで、入会搭乗ボーナス1,000マイル、毎年初回搭乗ボーナス1,000マイル、フライトマイルの10%プラスです。

ANA側にもグレード別の条件があります。ANA JCBカードの学生カードは2マイルコースとなり、移行手数料が無料です。年間5,500円の負担なしで200円につき2マイルの換算です。

出張や海外渡航が続く場合

年間の利用額が大きくなると、移行上限と移行単位が判断材料になります。SAISON MILE CLUBの移行上限150,000マイルは、ショッピング1,000円=10マイルなので年間1,500万円の利用額に相当します。

移行単位の影響も小さくなります。1,000ポイント以上1,000ポイント単位や2,500ポイント以上という条件は、利用額が大きいほど端数の比率が下がります。

この帯では、移行手数料が無料になる上位グレードの条件が効きます。ANA JCBのゴールドカードとプレミアムカード、ANA VISAのワイドゴールド以上、ANAダイナース、ANAアメックスのゴールド以上は移行手数料が無料です。

JAL側ではCLUB-Aゴールドカード以上がショッピングマイル・プレミアムに自動入会となり、4,950円の負担がなくなります。

よくある質問

移行手数料は0円から6,600円、移行単位は1ポイントから1,000ポイント、有効期限は36カ月から無期限まで分かれます。これとは別に、2,500ポイントという最低申込数量が設定されたポイントもあります。カードごとに答えが変わる10問です。

1マイルは何円くらいの価値がありますか

A. 固定の金額はありません。マイルの使い道は特典航空券のほかにも複数あり、必要マイル数は路線や時期によって変わります。

ANA公式も「今週のトクたびマイル」のように時期で対象路線が変わる仕組みを案内しています。円換算を前提にした還元率の比較は、使い道を固定した場合の目安にとどまります。

移行手数料は必ずかかりますか

A. いいえ。JALカードは利用額がショッピングマイルとして自動積算され、マイル移行手数料はかかりません。

ANAカードはコースとグレードで変わり、ANA VISAの通常コース、ANA JCBの1マイルコース、ANAダイナース、ANAアメックスのゴールド以上は無料です。ANA VISA一般の2倍コースは年度ごと6,600円、ANA JCBの2マイルコースは年間5,500円です。

ANAマイルとJALマイルはどちらが貯まりやすいですか

A. 条件が異なるため、同じ尺度では比べられません。ANAとJALのマイルは別々のプログラムで、使える路線も必要マイル数も違います。比べられるのは、移行率、移行手数料、移行単位、移行上限、有効期限といった条件です。

ポイントをマイルに移すのにどれくらいかかりますか

A. サービスによって違います。JCBのJ-POINTからANAマイルへの移行期間は受付後、約1週間です。

SAISON MILE CLUBは毎月11日から翌月10日の利用総額を翌月末にマイルへ移行します。JCBは毎月20日と21日の申し込みや、土日祝・年末年始をはさむ場合に時間がかかるとしており、期間の短縮はできません。

マイルの有効期限はいつまでですか

A. 36カ月が基本になっています。ANAのグループ1(通常マイル)は利用した月の36カ月後の月末まで、JALは搭乗日(利用日)の36カ月後の月末までです。

JAL CLUB ESTは60カ月、JALカード naviは在学期間中が無期限になっています。JGC Four Star以上と、対象期間中のJMBダイヤモンド・JGCプレミア、ANAのダイヤモンドサービス期間中は失効しない扱いです。

家族の利用分もまとめて貯まりますか

A. JALカードでは、本会員がショッピングマイル・プレミアムに入っていれば家族会員の利用分にも適用され、家族会員分は本会員のマイルとして積算されます。家族会員側に4,950円の負担は生じません。法人会員の利用分はショッピングマイルの対象外で、提携カード会社のポイントとして積算されます。

電子マネーへのチャージでもマイルは貯まりますか

A. 多くが対象外です。JALカードでは、JAL Pay、楽天Edy、nanaco、モバイルSuicaなどへのチャージが対象外として列挙されています。

対象外はこのほかにもあり、カードの種類によって範囲が変わります。追加は2025年から2026年にかけて続いており、2026年6月にはクレカ積立の一部も加わりました。

移行コースは後から変えられますか

A. 変えられる場合があります。ANAカードでは、途中でコースを変更する場合は各クレジットカード会社への連絡が必要と案内されています。

自動移行方式の登録・変更・解除は、ANA VISAカードとANAマスターカードではMyページで手続きします。ANA JCB CARD FIRSTのようにコースが固定されているカードもあります。

移行したマイルをポイントに戻せますか

A. J-POINTからANAマイルへ移した場合は戻せません。JCBはANAマイルへの移行ページで「一度移行、交換したマイルは、J-POINTに戻せません」と明記しています。

JALマイルへの移行ページに同じ記載はなく、ほかのカードやサービスについても戻せると案内している公式ページは確認できませんでした。移す先は移行の時点で決めておくものと考えたほうが安全です。

ANAカードのVポイントも同じレートで移せますか

A. いいえ。ANAカード会員のVポイントは、ANAマイレージ移行可能ポイントとは別枠です。交換レートは5ポイント=3マイルで、1ポイントで換算すると0.6マイルという設定になっています。

ANAマイレージ移行可能ポイントは1ポイントが1マイルから3マイルです。Vポイントの0.6マイルとの差は、通常コースで約1.67倍、3倍コースで5倍です。

移行単位も5ポイント以上5ポイント単位で、ANAマイレージ移行可能ポイントの1ポイント単位とは違います。

まとめ

マイルが貯まるクレジットカードは、次の5つで条件が分かれます。

  • 貯まり方は、利用額がそのままマイルになる型と、ポイントを移す型に分かれる。前者は移行手数料がかからない
  • 移行手数料は0円、年間5,500円、年度ごと6,600円に分かれ、上位グレードでは無料になる
  • 刻みは1ポイント単位、5ポイント単位、1,000ポイント単位に分かれ、刻みが大きいほど端数が残る。別に2,500ポイントという最低申込数量が設定されたポイントもある
  • 移行上限は、総量で明記するサービス、1回や1日あたりで定めるもの、上限なしと明記するもの、公式ページで記載を確認できないものに分かれる
  • 有効期限は36カ月が基本で、条件によって60カ月や無期限になる

年1回の旅行で日常利用も多くないなら、年会費2,200円のカードでプレミアムに入らない形が固定費を抑えられます。年に数回の搭乗があるなら、搭乗ボーナスが25%プラスになるグレードとの差額8,800円が判断材料です。

年間100万円を超える帯では、移行手数料が無料になる上位グレードが候補です。ANA JCBのゴールドとプレミアム、ANA VISAのワイドゴールド以上が該当します。ANAダイナース、ANAアメックスのゴールド以上、JALのCLUB-Aゴールドカード以上も同じ扱いです。

移行上限のあるサービスでは上限値も判断材料です。移行単位による端数は、貯まるポイント数が多いほど比率が下がります。

移行にかかる日数も、旅程が決まっている場合には材料のひとつです。JCBのJ-POINTからANAマイルへの移行は受付後およそ1週間で、期間の短縮はできません。SAISON MILE CLUBは毎月11日から翌月10日の利用分が翌月末に移ります。

積算対象外の範囲も年々広がっています。電子マネーへのチャージやクレカ積立が対象外に加わる告知が2025年から2026年にかけて続いており、記事に挙げた表のあとにも告知が追加されている場合があります。

マイルを円に換算した還元率は、使い道を固定した場合の目安です。条件で比べるなら、移行率、移行手数料、移行単位、移行上限、有効期限の5つが公式に確認できます。年会費の考え方は、クレジットカードおすすめ30枚を比較で年会費が無料になる条件と基本還元率から扱っています。

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