ほっかいどうデータベース

マサル不動産

顧客第一主義を貫く不動産のプロ集団

収益不動産のプロ集団。柔軟な提案で利益を最大化

 08年創業の不動産会社。賃貸物件の管理業務を主軸に収益不動産のオーナー業も営む。

 自社で企画した新築賃貸マンションなども含め、所有物件は20棟を超える。長期保有にこだわらず、一定期間家賃収入を得たのちに短期で売却する物件も少なくない。

〝売り時〟を見極めることで毎年一定額以上の売却益を得ており、新たな物件の購入に充てている。

 菊地勝裕社長は「建築費や解体費が高騰しています。新築・中古物件ともに、これまで以上に〝目利き〟が重要です。顧客オーナーにより精度の高い提案ができるように、新築から老朽化した物件まで幅広く自社で売り買いすることで、さまざまな事例を蓄積しています」と話す。

 一方、札幌の新築マンションの家賃相場の上昇を受け、募集家賃の〝値上げ〟による収益性向上にも挑戦している。

「まずは自社物件で試しています。中には新築時以上の設定で申し込みいただいたケースもありますが、立地や築年数、間取りがポイントのようです。値上げ可能な物件は限られますが、毎月の家賃収入が増え、高値で売却しやすいというメリットもあります。顧客オーナーにも逐次提案していきたい」と菊地社長。

 創業20年を4年後に控え、収益不動産のプロ集団として、柔軟かつ流動性に富んだ提案力に磨きをかける。

菊地勝裕社長
家賃の〝値上げ〟に成功した自社企画物件