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鈴木商会

札幌から苫小牧事業所の重機を遠隔操作した

コベルコ建機と重機遠隔システムの見学会を開催

総合リサイクル企業の鈴木商会が、6月26~28日に建設機械大手のコベルコ建機(本社・東京都品川区)と連携して、重機遠隔操作システム「K‐DIVE」の操作見学会を開催した。重機のオペレーターによるデモンストレーションを行った。

当日は赤レンガテラス(札幌市北2条西4丁目1番)14階の「HOTnet共創空間Akallabo」に重機の遠隔操作用コックピットが持ち込まれ、ネットワークで結んだ苫小牧事業所(苫小牧市晴海町17番3号)の重機を遠隔操作した。

現場の重機に取り付けた6台のカメラでコックピットにリアルタイムの映像を送信し、安全性を確認しながら作業できる。操縦席は重機の振動や傾斜に同調して傾くほか、足元に搭載されたスピーカーで現場の音を再現。リアルな操作感を実現している。

会場ではシミュレーター体験会も実施。来場者は実際のコックピットと同様の装置とCGの世界で重機操作をゲーム感覚で楽しめる。

鈴木商会の加藤弥管理本部情報システム部執行役員部長は「今後は本社内にK‐DIVEのコックピットを導入し、苫小牧の重機を操作します。さらに離島での作業や障がい者雇用、女性や子育て世代の活用なども期待できる」と語る。