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吉田学園

札幌トヨペットから講師を招いた特別授業を実施

連携強化で先進性と柔軟性を両立。高校生の〝道しるべ〟を示す

技術やテクノロジーの進歩で働き方が激変している。学生に求められるニーズも変化し、教育機関にはこれまで以上に先進性と柔軟性が必要となっている。

札幌市内に大学・大学院1校、大学校3校、専門学校5校を運営する「吉田学園」では、さまざまな連携を強化しながら、現代教育の先端を走り続けている。

産学連携に道内でいち早く取り組んだ同学園では、各校で業界をリードする名だたる企業とも連携。経営者をはじめ、最前線で活躍する医療・福祉従事者やエンジニア・クリエイターなど、幅広い職種の職業人を講師に招いた特別授業を実施している。

例えば、ゲーム分野のクリエイターを養成している「吉田学園情報ビジネス専門学校」では、「バンダイナムコスタジオ」をはじめ、国内大手ゲーム制作会社と連携。特別セミナーや講義を通じて、より深い学びの機会を創出している。

「専門学校北海道自動車整備大学校」では、各自動車ディーラーで活躍するメカニックによる講話や実習を行い、最先端の知識と技術を学ぶ機会を設けている。目指している〝その道のスペシャリスト〟から受ける刺激は大きく、学生のさらなる学習意欲の向上にもつなげている。

高等学校と専門学校の連携である「高専連携」も進行中。昨年締結した「石狩翔陽高等学校」や「伊達開来高等学校」のほか、今年6月20日には「富良野高等学校」と連携協定を結んだ。

高校生の視野を広げることが連携の大きなテーマ。明確な目標を定め、学びのモチベーションを高めることが目的だ。吉田学園から教員を各校に派遣した出張講義などを行い、高校生に〝なりたい自分〟を見つけるヒントを与えている。

啓蒙活動として道内の高校生にも情熱を注ぐ。子供の未来を創り続ける吉田学園の姿勢が表れている。

バンダイナムコスタジオから講師を招いた特別授業を実施
連携協定を結ぶ大山節夫吉田学園学園長(左)と髙田安利富良野高等学校校長(右)