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石田製本

オリジナル文房具ブランドを確立し業容を拡大

製本を主事業として1936年に創業した「石田製本」。2008年に石田雅巳社長が就任して以来、多角的に事業を展開している。

その1例が卒園・卒業アルバムの制作だ。年間で1200を超える施設から受注する。用紙の質感や厚さなど、細部にまでこだわった丁寧なつくりが好評。現在では中核事業の1つに成長している。

また、オリジナル文房具ブランド「booco」の販売も手掛ける。製本企業の強みを生かして、ノートやメモ帳など独自の商品を展開。大手百貨店を中心に全国で販路を拡大中だ。

さらに、昨年8月には札幌市円山動物園とコラボしたノート「ZOOTE」をリリース。同園で飼育されているアジアゾウのふんを使った再生用紙を一部のページに使用しており、販売開始直後からSNSを中心に話題となった。5月にはコラボ商品第2弾の発売も予定している。

「3月1日からは、店舗販売時の新たな家号として『craftbooks』も立ち上げ、boocoの展開スピードを加速させています。製本の技術とノウハウを生かしたサービスで企業価値を高めていきたいです」と石田社長。

 

石田雅巳社長