海外展開加速と物流拠点再構築で盤石基盤に磨き
似鳥 昭雄氏 ニトリホールディングス会長兼CEO
次期の決算は、売上高9636億円、純利益1040億円を予想。36期連続の増収増益達成と上場来33期連続増収増益で単独世界一を目指す。
「想定外の円安で状況は厳しいが、目標を達成するためにどうするかを考え実行する。ピンチこそが企業成長のチャンス」と戦意高揚。今のニトリを作り上げた思考回路だ。
22年は台湾・中国に加え、東南アジア初のマレーシア、シンガポールに出店し店舗数は国内756、海外120で計876に(12月15日現在)。
「今後も未出店の国や地域で事業を拡大する」と海外展開を加速する一方、IT戦略・施策を担う新会社ニトリデジタルベースの設立、エディオンとの資本業務提携、大型DC建設など盤石の基盤に磨きをかける。「32年のビジョンは3000店舗、売上高3兆円。資源循環を促進し、社会とお客様が喜ぶ商品やサービスを提供し続けていく」