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大谷地病院

田尾 大樹 理事長・院長
たお・ひろき/1996年昭和大学医学部卒業。国立国際医療センター、東京都立松沢病院に勤務。米国留学後、北大病院を経て2005年から大谷地病院勤務。12年院長。14年理事長就任。

治療環境を整備して認知症患者と家族を救う

〝一人でも多くの人を笑顔に〟をモットーに、認知症患者の治療と家族の支援に注力する田尾大樹理事長。

緊急を要する患者には、24時間体制の救急病棟で対応するほか、認知症が疑われる患者や家族の相談窓口として、院内に「認知症疾患サポートセンター」も設置した。
「患者が来院を拒むケースもありますので、拒否されずに病院に連れ出す方法などもお伝えしています」と田尾理事長。

治療は症状の緩和を重視し、投薬は最小限にとどめる。入院によって日常生活と切り離し、リハビリも並行することで早期の社会復帰を目指している。

また、民間病院では珍しく日本看護協会認定認知症看護認定看護師が在籍。系列の「新さっぽろファミリアクリニック」や「石狩ファミリアホスピタル」とも連携して患者の症状に合わせた専門性の高い治療を提供している。
「物忘れのほかに慣れた道具が使いこなせない、料理がつくれなくなったなどの症状が見られたら相談を」と田尾理事長。

広々と落ち着いた待合室
地下鉄大谷地駅から徒歩12分