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フィーリスト

平均年齢は30歳。社内の人間関係も良好

エンジニアとしての“バリュー”を高められる

2015年創業のIT企業「フィーリスト」。エンジニアを中心に総勢114人の社員を抱え、札幌本社のほか、仙台、東京、京都にも拠点を構える。

事業の主軸はシステム開発。近年はエンジニアの〝量と質〟を武器に、大手無料通信アプリや有名ECサイトなどの大きなプロジェクトにも参画している。10年後には社員数500人を目指すなど、より大規模な仕事を取っていく方針だ。

吉野俊文社長は「大きな仕事に関われるか、新しい技術を学べるかなど、彼らが会社に求める条件はエンジニアとしての〝バリュー〟を高められる環境かどうか。当社だからこそ経験できる仕事を用意していきたい」と語る。

まさに新進気鋭のベンチャー企業だが、社内の雰囲気について21年に新卒で入社したプログラマーの刀根和さんは「先輩や上司との距離感が近く、話しやすい環境が気に入っています」と話す。20年に開設された社員食堂については「一人暮らしをしているので、ランチ代がかからないのはうれしい。仕事で関わらない他部門の人とのコミュニケーションの場にもなっています」と笑顔で話す。

〝石の上にも三年〟というが、鏡山大地さんは入社三年目。エンジニアとして一通りのスキルが身についてきた。「できることが増えてうれしい。担当する仕事は華やかではありませんが、人々の生活に役立っているというやりがいもあります。同期入社も7人いて、皆と技術や知識を高めあっています」と話す。

一方、入社5年目の砂川智洋さんは吉野社長の人柄に惹かれて入社を決断したという。「発展途上のベンチャー企業ということで、正直不安もありました。実績のある業界大手からの内定もいただきましたが、社長が若いということもあり〝ワクワク感〟でフィーリストへの入社を決めました。イメージ通り、毎日楽しく仕事に臨めています。早く仲間から頼られるプログラマーになりたいです」と語る。

吉野社長は「『エンジニアとしてもっと成長したい』という社員の気持ちに応えるため、オンライン上でスキルアップ研修を提供する企業と契約を結び、今夏から〝受講し放題〟にします。技術や知識の向上は自分自身にとって生涯の武器になりますからね。当然、個々のスキルアップは当社の成長を加速させる原動力にもなるでしょう。今後も社員への投資を惜しみません」と先を見据える。

吉野俊文社長
写真上から鏡山大地さん、刀根和さん、砂川智洋さん